4年前に土地からマイホームを購入した岡山県在住30代の主婦です。
土地から購入する際に私たちのような初心者夫婦でも賢く購入できた方法を3つのポイントに絞って紹介したいと思います。
これをやるかやらないかで、マイホームの在り方が根底から覆されますよ。
1 土地から探してる人は今すぐストップ!
マイホームを建てる際、土地が無ければまず土地から探すと言うのが一般的だと思います。
しかし私たち夫婦は、最初に土地を探す事はしませんでした。
正確に言うと住みたいエリアにいい土地がなかったのが一番の理由ですが、結果的にハウスメーカー巡りをしながらいい分譲地が出てこないかと言うのをハウスメーカーに情報提供をお願いしたのです。
もちろん自分達でも探しましたが、いい土地と言うのは分譲地が売りに出るタイミングで既に売約済みになっている事が往々にしてあります。
それを回避するためにダメ元で色々なハウスメーカーさんに「いい土地ないですかね?」とおしゃべりレベルで土地を探している事をアピールしておくのです。
ハウスメーカーや工務店を決める前に土地選びをしてしまうと、建ぺい率の関係で想像より狭い家になってしまったとか、駐車スペースが思うように取れなかったとか、建てる時に色々な弊害が出てきてしまう恐れがあります。
しかし先にハウスメーカーを2社くらいに絞り込んでおくとその土地に合う提案をしてくれるので自分の希望に近いマイホームが実現できるのです。
もし今あなたが家を建てる前に土地から探していると言うのであれば、まずはハウスメーカー選びを優先してみてください。
その際注意したいのが、ハウスメーカーの営業さんの立場からすれば「土地を紹介したから自分のところで建ててくれる」と一生懸命に土地探しを手伝ってくれる方が一般的だと感じます。
しかし、まだハウスメーカー自体も絞り込めていないという旨を常々伝えて、自分主導でメーカー選びができるように逃げ道は確保しておく必要があります。
いい土地を紹介されたら完全にハウスメーカーさんにお願いするのではなく、住所だけ軽く聞いて後は自分で不動産売買の情報誌などを購入し自分の足で売りに出ている土地の住所に足を運んでみる事をお勧めします。
2 費用は自費?地盤改良の落とし穴
ハウスメーカーも土地も決まって予算の目途もついたかなと安心するのも束の間、地盤調査と言うのが着工前にあります。
これをクリアしなければ家は建ちません。
しかしこの地盤改良が思わぬ誤算を招いてしまうことになるのを以外とその時になるまで知らない施主さんって多いのです。
実は私たちもそうでした。
地盤調査をして改良が必要であれば、それに応じなければ家は建てられません。
なぜこういう事が起きるのかと言うと、土地を売る時点では次に建てる家がどんな地盤が必要なのか?まで考慮して造成されていないからです。
木造や鉄筋など工法によっても改良の有無は違ってきます。
メーカーによっても違ってきます。
営業さんによっては「この土地はおそらく地盤改良の必要もないでしょう」そう言っておきながら実は蓋を開けてみると、地盤改良が必要な軟弱な土地だったと言う事もけっこうある話です。
メーカーが費用負担してくれるなら、こちらには何の損もないのですが、地盤改良はほぼ100%と言っていいほど施主負担なので100万円単位で当初の予算から足が出てしまう事になり兼ねません。
自分達で回避できる事としては、造成される前は田んぼだったのか?畑だったのか?どんな用途で使われていたのか?盛り土の有無と言うのを様々な角度から調べておくと言うのは重要になってきます。
その際、古地図等街の図書館などで土地の由来を調べておくのも1つの方法です。
そしてもう1つ。
地盤調査は誰が行うのか?
そして偽装などがない事が証明できる書類が欲しい旨もメーカー側にきちんと伝えておきましょう。
悪質業者は、きちんとした地盤調査も行わずに地盤改良が必要だと言ってくるところもあるようなので要注意です。
3 土地選びのタイミングは急がず慌てず冷静に
早くマイホームを建てたいと言う気持ちはわかりますが、購入予定の土地の事どれくらい知っていますか?
例えば隣近所にどんな家族構成の方が住んでいるのかとか、ゴミ屋敷はないかとか、風向きによっては不快な臭いがするとか。
季節や気候によっても総合的に判断する必要があります。
マイカーを持っているなら道幅もゆとりがある方がいいですよね。
土地を見に行く際、週末がお休みの方なら平日にも数回足を運んでおくことをお勧めします。
私が土地を購入した時、土日ばかりに足を運んでいたせいで鉄工所が近くにあることを知らず住んでみて平日キーンと言う音が1日中鳴り響いていることを知り慣れるまでとてもストレスに感じてしまいました。
雨の日にも行くべきです。
大量の雨が降った時に見ずが溜まりやすいのか、流れていく方向、側溝がきれいかなど色々な情報を得ることが出来るからです。
総じて土地選びは2、3回行って決めるのではなく暇さえあれば見に行くと言う事をしばらく続ける事がとても大切になってきます。
住んでみて「こんなはずじゃなかった」と言うのを少しでも減らせます。
まとめ
土地の購入と言うのは自分達が住む何十年だけでなく、子供たち孫たちの代まで関わってくる重要な買い物です。
いい土地と言うのは万が一手放す時も売れる土地です。
売れない(売れていない)土地はそれなりの理由があると思います。
自分の目で実際確認して、足を運んで色々な情報を得て間違いない納得できる土地選びをしてくださいね。