家のプランを考える際には、どうしても間取りにフォーカスしがちですが、私の経験で意外と難しかったのが窓です。
明るい家に漠然と憧れがあるくらいで、耐震性や防犯などを考えて「どんな窓がいいのか」を選ぶのですが、あまり深く考えていなかったせいで、ちょっぴり後悔が残ることになりました。
設計士のアドバイスを聞かず残念な点として残った我が家の窓とカーテンのアドバイスを紹介します。
1階の窓
昔は、1階に「掃き出し窓」という大きな窓が1つはありましたよね。
本来は名前の通り掃除の時にそのまま外にゴミを掃き出すのに利用したのでしょうが、首都圏ではむしろ、狭い玄関ではなく大きな道具の出し入れに利用したり、採光の役目を果たしていたことと思います。そのイメージが抜け切れず、建て替え時も「1つは掃き出し窓、クリアでたっぷり光が入るタイプをつけたい!」と、夫婦で希望しました。
実は、担当営業さんや設計士さんからは「必要かな~?」という、あまり良い反応はありませんでした。「1階は外からの視線もありますし、安全面を考慮して、小さい(細い)窓を多くして、すりガラスのタイプをつけるお客さんも多いですね」とさりげなく言われた意見が、実は重要なアドバイスだったのです。
結論から言うと、玄関からの動線を考えた設計をしてくれていたので、掃き出し窓は必要ありませんでした。我が家の場合、掃き出し1つ分は幅57cm高さ110cm×2で採光には十分でしたし、すりガラスも同じくらい明るいです。吐き出し窓の高さは、通常180cm程度で、人も出入りできますが、高さ110cm窓はどういうものでしょうか?参考(画像あり)サイトなどあればお願い致します。
今では「気になったら10年くらいして、すりガラスに交換すればいいかな」という設計士さんのアドバイスに従おうと思って、資金を準備中です。
2階(寝室)・ロフトの窓
2階の窓は、視界が広がり開放感を得ることのできる腰高窓が正解でした。
一部屋だけ腰高窓の代わりに1階につけた上げ下げ窓にしたのですが、ちょっと閉塞感を感じています。ついでにベッド近くの窓には、雨戸があった方が夏の暑さ・冬の寒さをしのげ、睡眠が楽です。
ロフトは熱気がこもりがちなので、換気できるよう小さい窓があると良いです。特に夏に必要性を感じます。
カーテンの選び方
カーテンのワンポイントアドバイスです。
大きい窓にはドレープ式カーテン、腰高窓から小さいサイズならシェードカーテンをおすすめします。ドレープ式カーテンとは?アンティークの様なデザイン性のある、重厚で厚手のあるカーテンで左右で開け閉めするもの
シェードカーテンとは?水平に布を一定幅に折りたたんで上下するものです。円柱状で回転式のロールカーテンより引き上げが楽ですし、ブラインドタイプでは全開したくない時に不便だったので、今回はシェードにしたのですが、一番満足しています。
雨戸がない(閉めない)場合、ドレープ式カーテンは下から明かりが漏れてくるので、光を遮断できるように床までの長さがあった方が良いですよ。
我が家は最初、窓サイズにカーテンの長さを合わせましたが、窓の真下にベッドを置いたため明け方に目が覚めるようになってしまい、結局長くしました。子供部屋はシェードカーテンにしたのですが、こちらは窓にピタッとするので、窓サイズで大丈夫でした。
家は間取りだけじゃない!決めることはたくさんある!
ハウスメーカーは「客の望む家を建てる」というのが基本スタンスで、客側の注文や希望には、よほどのことではない限り口を挟みません。
初めて家を建てる私たちとしては、向こうはプロだからいろいろアドバイスしてもらえると思っていました。
しかし、そんなに強い主張のアドバイスではないので、聞いているこちら側は重要なことを言われていると気づかないことが多いのです。素敵だなと感じたお家を発見したら、是非、そのアイデアをメモって担当さんに相談するといいと思います。