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【住宅ローン公開】年収400万円30代4人家族の中古マンション購入体験談

更新日:

 

神奈川県在住の30代専業主婦(M)様から、中古マンション購入の体験談の紹介です。

 

家族は、会社員の30代の夫と子供二人の4人暮らしです。

 

特別な資格があるわけでもなく、とりわけ有名な企業に勤めているわけでもありません。

 

年収400万円台と平均的な金額。

 

年収400万円台だと、将来が不安だから子供は1人にしているという話をネットで見たことがあります。

 

しかし、我が家はこの年収でマイホームを買い、子供は2人(幼稚園児と1歳児)おります。

 

多少年収が低くても、住宅ローンを組んで家だって買えるし、子供を諦める必要もありません。

 

マイホーム購入に悩んでいる同じくらいの年収の方、ぜひ我が家の体験談を参考にしていただければと思います。

 

 

中古マンション購入費用と住宅ローンの概要

 

中古マンション 3LDK(65㎡)

 

購入費 2,200万円

 

手付金 1,000,000円

 

頭金 1,050,000円

 

ローン借り入れ 19,950,000円

 

横浜銀行35年ローン

 

変動金利0.6%

 

団信加入有

 

月々返済額 52,673円

 

修繕積立金 17,320円

 

管理費 9,800円

 

 

マイホーム購入のきっかけは「肩身が狭い友達を呼べない住宅事情」

 

引っ越す前は、「古い・狭い・汚い」とあまり褒められるところのない賃貸に住んでおりました。

 

習い事で知り合ったママ友達とよく公園で遊んだものです。

 

ある時、「家でお昼ご飯も食べながらゆっくり遊びたいね」という話になりました。

 

私は「ごめんね、ウチ狭いから呼べないわ・・・」とお断りしたのですが、ママ友の1人は「ウチも狭いけど是非来て」と誘ってくれたのです。

 

その狭い家とは、本当に狭いのかなと思いきや謙遜で、行ってみたら子供が6人いても十分遊べる広くて綺麗な一戸建て!

 

他のママ友も既に一戸建てに住んでいたり、マンションを購入していたりする人が多かったのです。

 

賃貸なのは、5人中我が家だけでした。

 

この時、「将来子供が大きくなって、友達を家に呼びたいとなった時、人を呼べるだけの広さがある家に住みたい」と思ったのです。

 

これがマイホームを購入することになったきっかけです。

 

その後私が妊娠をしたので、具体的な行動には移しませんでした。

 

そして、出産して落ち着いたら家を探そうと、時間のある時にインターネットで物件情報を見たり、散歩ついでに住宅展示場を見たりする等して、自分なりに勉強をしたのが始まりです。

 

 

我が家の3つのこだわり

 

駅から徒歩10分以内であること

 

主人の会社への通勤手段は、電車通勤です。

 

旦那は何故かバスに乗ると酔う体質で、できるなら駅からバスに乗り換え等はしたくないということだったので、駅から徒歩で行ける範囲。

 

自分が子連れで利用することも考えて10分圏内を目安にしました。

 

 

部屋は6畳以上の部屋が3つあること

 

子供2人は同性ですが、部屋が3つあれば将来は夫婦用、上の子用、下の子用になってもいけるだろうと思い、3LDKを希望しました。

 

自分が子供の頃、父親の部屋が4.5畳だったのですが、家具を入れたらものすごく狭かったことを覚えていました。

 

それで単純に、最低限6畳あれば大丈夫なかと思いました。

 

 

リフォーム済みの中古物件

 

予算の都合上、我が家が新築を買ったら家計が火の車になりそうだったので、新築は諦めました。

 

中古物件狙いで探し始め、すぐに入居ができそうなリフォーム済みを条件にスタートしたのです。

 

他にもスーパーが近い、学校が近い、収納多めなど色々希望はあると思いますが、正直全部の希望を満たす家なんてほぼ存在しないと思います。

 

なので、自分でこれだけは譲れないというポイントを何個か作っておくと、取捨選択しやすくなります。

 

 

物件だけではない!子供の養育のため注意したこと

 

我が家は中古マンションを中心に物件を探しました。

 

中古物件ゆえ、注意しなければならなかったのが「どんな年齢層の人が住んでいるのか」です。

 

新築当時から住んでいる人が多い物件だと、我が家の親世代の年齢になるわけですから、子供の友達になる人が少ないのではないかと危惧しました。

 

なので、内覧の際に駐輪場に子供の自転車が停まっていないか等をチェックして、今どんな人が住んでいるかを想像していました。

 

また子育て世代だと、学区や幼稚園バスが停まるか等が気になるかと思います。

 

我が家の場合、上の子が入園する幼稚園では、HPにバス停の情報を掲載していたので、物件選びの際にプリントしたものを持ち歩いて探しました。

 

 

掘り出し物件を紹介してもらえる!?購入意欲と真剣度をアピールすべし

 

今はスマホで検索すればいつでもどこでも検索できるので、これはありがたいですよね。

 

私がよく利用していたのは、「SUUMO」、「HOME’S」の2つです。

 

ここから気になる物件を見たいと不動産屋に連絡し、1回に2~3件くらいまとめて内覧していました。

 

希望の価格帯、築年数、駅からの距離、間取り等、検索条件を入力するだけである程度絞込みできます。

 

不動産屋さんも購入する意思のある顧客には、色々情報をくれます。

 

また、ネットには掲載されていない物件情報を教えてくれることもあります。

 

実際、我が家はネットに掲載されていなかった物件を紹介されたのです。

 

不動産屋さんが「お客様の希望だと実はこんな物件もあるのですが・・・」と資料を見せてくれたものです。

 

不動産屋さんと仲良くしておくと、何かと便利です。

(子供にスーモの人形をプレゼントしてくれました)

 

 

マイホーム購入には色々な人が関わります

 

不動産屋、売主、行政書士、銀行のローン担当者、引越し業者等、家を1軒買うためには、色々な人とやり取りをし、書類を交わしと大忙しです。

 

不動産屋さんは、2件しかまわりませんでした。

 

最初の不動産屋さんは、見るからに「ベテラン」という感じ。

 

家を売ることに慣れすぎて、親身に自分達の話を聞いてくれなかった=「あまり良い印象ではなかった」ので、そこに頼るのはやめました。

 

 

2件目の不動産屋さんは、10年目くらいの中堅さん。

 

多少知識がおぼつかないところもありましたが、動きは早いし、好印象だったので、何かとその人に頼ることになりました。

 

それなりに高い仲介手数料を支払うわけですから、自分が「この人にだったら手数料支払っても良い」と思えるくらいの人に巡り会えるかが、物件購入の肝だと思います。

 

 

今の中古マンションに決めた理由

 

それは、ズバリ消去法とタイミングです。

 

なぜ消去法かというと、悪い点がなかったからです。

 

自分達のこだわり3つを十分満たしていて、且つ家具つきというお得な物件だったのです。

 

そしてタイミングとは、実はその少し前に「いいな~」と思っていた物件を、他の人に申し込まれてしまったからです。

 

早くしないとこの物件も他の人に申し込まれてしまうんじゃ・・・?という焦りもあり、購入を決定しました。

 

 

妥協した点は「将来の自分が苦労する」こと

 

妥協した点は、家の前に坂道があるという点です。

 

坂道くらい・・・と思うかもしれませんが、今は良くても自分が老いたら辛くなるのが目に見えている斜度です。

 

将来のことを今から気にしても仕方ありませんが、年を取っても坂を上れるように足腰は鍛えねばなりません。

 

妥協しなかった点は、前述の3つ「駅から10分以内、6畳以上の部屋が3つ、リフォーム済み物件」のこだわりです。

 

これに関しては、購入して時間が経った今も困ることがなく、満足しています。

 

 

中古マンション契約の詳細について

 

購入が決まってからは、怒涛のスケジュール。

 

申し込み →

 

ローンの事前審査の申込書を書く →

 

ローン相談会に行く→

 

ローンの本申込書を書く→

 

契約成立→引越し。

 

これらを実質1ヵ月半くらいでやりました。

 

面倒だったのは、書類の準備ですね。

 

収入を証明するもの、正社員であることを証明するもの、印鑑証明等、提出するものがたくさんありますから。

 

役所関連の書類は即日発行可能ですけど、会社に発行を依頼する書類は、時間がかかることもあります。

 

早め会社へ言っておかないと間に合いません。

 

それくらい細かいスケジュールでの手続きでした。

 

また、現金でお金を用意しなければならないものもあり、大金ですから窓口で下ろすしかありませんでした。

 

窓口のお姉さんに「大丈夫だとは思うんですけど、振り込め詐欺じゃないですよね?」と確認されたのは懐かしい思い出です。

 

 

なお、我が家の費用内訳はこのようになります。

 

中古マンション 3LDK(65㎡)

購入費 2,200万円

手付金 1,000,000円

頭金 1,050,000円

ローン借り入れ 19,950,000円

横浜銀行35年ローン

変動金利0.6%

団信加入有

火災保険(地震保険含む) 116,560円

保険期間10年

印紙代 5,000円

管理費+固定資産税 94,000円

仲介手数料 730,000円

保証料 410,000円

引越し費用 80,000円

登記・行政書士関連 16,0000円

月々返済額 52,673円

修繕積立金 17,320円

管理費 9,800円

 

 

銀行からそれぞれの取引相手に、振り込みしてもらった費用は送金手数料がかかっていますので、実際にはもう少し費用がかかっています。

 

ただ、購入時には何かとお金がかかったものの良いこともあって、「住まい給付金」の手続きをしたので、購入から2ヶ月後の300,000円振込みがありました。

 

 

住まい給付金とは

 

消費税引き上げによって、住宅購入時に増える支出を緩和するために一定の基準を満たす住宅を購入する者に対して、給付金が支払われる制度です。

 

国土交通省が運営している制度であり、現在のところ平成33年まで実施予定だそうです。

 

支給額は最大30万であり、これは収入に応じて支給される額が変わります。

 

 

購入から住み始めるまで

 

一戸建てと違って、既に出来上がっている物件に引っ越すわけですから、契約して鍵を手に入れた3日後には引越しできたというのが良かったです。

 

契約直後に不動産屋さんが、「カーテンの長さとか図りたいですよね?」と部屋に連れていってくれたので、引越し当日までに全てのものを揃えておくことができました。

 

 

現在の不満

 

勢いで買ってしまった家ですが、今のところ住み心地には大変満足しています。

 

唯一失敗だと思ったのが、ベランダですね。

 

マンションの3階なのですが、マンションの周囲が緑だらけで、ちょっとベランダに出ると虫に刺されてしまうので、あまり長居はできません。

 

これは私が虫が嫌いだから嫌なのであって、気にならない人は全然気にならないのかもしれません。

 

緑が多いと素敵、という印象がありますが、多すぎるのも虫の被害が多くて考え物です。

 

 

マイホームを購入しようとする年収400万円台の方へ

 

年収400万円でも家は買えます!

 

新築とか、駅近とか、ハードルの高い条件でない限り、探し続ければ必ず希望の物件が見つかるはずです。

 

物件を購入する前は、35年ローンなんて年収の低い人が契約するものだと思っていました。

 

しかし、今は「住宅ローンを可能な限り長くするのも1つの選択肢」なんだそうです。

 

だから、年収が低いからと足踏みしている人も、賃貸から出たいけど踏ん切りがつかない人も、是非購入をあきらめないでください!

 

素敵なマイホーム購入に向け、お役にたてられたら幸いです。

 

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