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【住宅ローン公開】世帯年収500万!看護師こだわりの注文住宅が実現

更新日:

 

宮崎県在住の45歳、看護師(M)様から、地元の工務店で注文住宅を建築した体験談の紹介です。

 

とても裕福とは言えませんが2人の子供を授かり、子供の成長を楽しみながら細々と4人家族で生活をしています。

 

市内の診療所で勤務し、妻は介護施設で事務員をしており、世帯収入は500万円前後。

 

マイホーム購入に踏み切ったのは7年前です。

 

当時私たち家族は5階建て市営住宅の5階に住んでおり、月の家賃が2万6千円。

 

その住宅は昭和46年に建てられ、浴室内でガスをコックつまみをひねり、「ガッチン・ガッチン」させ点火し、お湯を沸かすタイプのお風呂です。

 

冬場はお湯が沸くまでに30分かかり、シャワーも設置されておらず、夏になると最上階ということもあって、天井が焼けるように熱くなります。

 

夜なのに室内の温度が40度を超えることもしばしば。

 

夏休みには、朝からエアコンを使用しないと、子供達が熱中症になるような状態で、その時期だけだったのですが電気代だけで2万円程度になることもありました。

 

また、子供の成長に伴い物も増えます。

 

棚を作ったりしながら場所を確保していたのですが、それも限界を感じてきたことから家を購入することを考え始めたのです。

 

 

マイホーム購入費用と住宅ローンの概要

 

予算  約2400万円

 

土地      100坪  ( 550万)

 

建坪      38坪   (1570万)

 

外構費用    30万円

 

その他、住宅購入に付帯する諸費用  約70万円

 

キッチン収納、シューズボックス、登記、司法書士代行費用、住宅ローン手数料など

 

その他、住宅購入に付帯する諸費用  約70万円

 

自己資金    50万円

 

借入銀行    鹿児島銀行 2400万

 

ローン期間   30年

 

金利(10年固定 1.1%保証料含む) 団信加入あり

 

月々の返済額  8万円

 

賞与時の返済額 15万×2回(7月.1月)

 

固定資産税 土地・建物 合算で10万円程度

 

今さら聞けない住宅ローンの基礎知識!マイホーム購入に伴う銀行の融資とは

 

 マイホーム購入の条件

 

家を購入するにあたり、どうしても外せない条件も出てきます。

 

土地が空いているところを探せばいいということもありません。

 

そこで私達は家族が譲れない条件などを出し合いました。

 

(1) 職場への通勤を自転車で行っているため通勤時間が30分以内であること。

 

(2) 妻の母親が一人暮らしのため、いつでも行き来出来る距離にあること。

 

(3) 住宅ローンの支払いをしても、それまでの生活レベルを下げないこと。

 

(4) 子供達が転校する必要がないこと。

 

(5) 友人を呼んでバーベキューなどができる庭をつくること。

 

(6) 津波が来ないような高台であること。

 

(7) 陽当たりが良いところ。

 

(8) 外で犬を飼えるような場所であること。

 

(9) スーパーや病院が近くにあること。

 

(10) 小学校に限らず、中学校が徒歩で通学できる距離にあること。

 

生活するにあたって不可欠なもの、その中でも優先順位を考えたところ、子供達が通学している学校の校区内であることを最優先に考えました。

 

そうすると市営住宅から徒歩10分圏内の新築、もしくは、中古住宅を購入することで話しを進めていくこととなったのです。

 

そもそも、家を購入すると言っても自分で出来ることは限られていると思います。

 

それに、計画なくして家を購入することは無謀すぎます。

 

 

マイホーム購入までのプランを準備

 

自分達の所得、出費を把握すること

簡単に家を購入すると言いましても、直ぐに用立てる資金を準備出来ない方も少なからずいます。

 

自分達の現状を踏まえ、「住宅ローンの月々の支払いがどの程度できるのか」、試算することが必要です。

 

我が家の世帯収入は、

 

「月収約35万円」

 

「ボーナスが年2回合計で約80万円程度」

 

「年収約500万円弱」

 

また、マイホーム購入のために使える自己資金、いわゆる「頭金は50万円」でした。

 

当然のことながら毎月様々な支払いに追われる生活では、急な出費や子供達の進学に合わせた入学資金に備える余裕がありません。

 

そこで毎月10万の貯金をしていくことを計算に入れました。

 

住宅ローンとして返済できる可能な金額は、「月8万円、夏冬のボーナスを合わせ20万円。」

 

月々の支払可能な金額を算出したことにより、年間116万円を住宅ローンに充てることが出来るという見通しみたいなものができたので、次に資金を調達する手立てを考えます。

 

 

住宅ローン借入先の検討、選別

現在は地方銀行やネットバンクで、低金利の住宅ローンが宣伝されています。

 

融資を申し込む銀行自体との取引がなくても、一定の所得や保証会社の保証が受けられると判断されれば、融資が受けられます。

 

また、借入の金利に対し、保証料込で計算される場合と別途保証料が必要になるところもあります。

 

その辺りの選別は必要です。

 

そこでお付き合いのある、給与が振り込まれる銀行の担当者に相談をしました。

 

年間の支払い可能な金額と、30年を返済期間として借入額を計算して頂き、2500万円の借用が可能とのことです。

 

また、希望すれば3500万円まで融資も可能ということもありました。

 

 

購入住宅の選択

簡単な仮審査を行なってもらうことで、資金的な目途が立ち、気持ちに少し余裕が出てきます。

 

しかし、ここからの作業が最も重要になってきます。

 

そうです、肝心な購入する住宅の選択。

 

住宅と言いましても、中古住宅、新築住宅、分譲マンション、それにも中古、新築はあります。

 

ご自分が生きていくための拠点となる大きな買い物ですので、慎重になります。

 

だからこそ、時間をかけゆっくり選択する必要性があるのです。

 

ここで生かされてきたのが、先に挙げた家を購入する際の条件。

 

私達が生活する周囲には、マンションはありません。

 

販売されている中古住宅は数件見つかったのですが、ほとんどが築年数が古いため、大幅なリフォームをすることが必須でした。

 

そのため、私は中古物件ではなく、新築にて家を求めていくという作業に移ることになりました。

 

 

住宅施工会社の選択

 

家を新築すると決まったのですが、どこの会社に建てていただくか、これまた大切な選択の一つです。

 

住宅施工会社と言いましても、その地域にずっと存在する大工さんや工務店、または、CMなどで企業展開する大手ハウスメーカーなど多く存在します。

 

どの程度の予算でどの程度の家が建てられるのか、皆目見当もつきません。

 

そこで私は、ハウスメーカーの住宅展示場や建売新築展示会、注文住宅展示場などに出向き、外観や内装(玄関の作りや部屋の間取りなど)を見学させていただきながら、私達でメリット、デメリットを考えました。

 

 

新築建売物件

 

文字どおり新築の住宅を立てた後に販売している物件です。

 

坪単価は30~40万円程度  土地建物、諸費用込みで 2000万~2300万円

 

決して安くもなく、高くもない感じです。

 

メリット  ・大手ハウスメーカーや注文住宅と比べ少し安値で購入できる。

 

デメリット ・間取りや収納スペースなどを自由に設定できない。

 

・同じ地区に同じような作りの家が点在する。

 

 

大手ハウスメーカー

 

メリット  ・CMなどで知名度もあり耐震強度や部屋の質感、外観の高級感が非常に良い。

 

・間取りなども自由に設定でき自分オリジナルな作りも実現することができる。

 

デメリット ・ひと坪50万~60万と建物の単価が高額である。

 

 

工務店

 

坪単価は35~50万円程度、取り付ける家財や間取りで単価は大きく左右されると思いますが思い通りの設計が期待できると思います。

 

メリット  ・注文住宅がメインで、予算内であればキッチンやトイレ、浴室に設置するものや間取りなど、施主のこだわりを尊重してくれる。

 

デメリット ・特に感じるものはありませんでした。

 

 

これはあくまでも私達夫婦の評価であります。

 

皆さんが同じ意見になるとは思いませんが、住宅施工会社を比較するときの参考になれば良いと思います。

 

実際、私達は十数社ほどを巡りました。

 

営業担当者に話を伺いながら、自分達が理想とする家造りを予算内で可能にしてもらえる業者を検討したのです。

 

 

工務店3社の比較検討

 

地元ではある程度知名度のある工務店3社が絞られました。

 

準備できる予算を伝え、間取り図を検討。

 

A社は、その会社が主力として売り出している、BOXスタイルの住宅で諸費用などを含めた2500万円ギリギリの設定で提案をしてくれました。

 

B社は、内装に漆喰の壁を施工、無垢の床板を使用した和風な造り。

 

その会社の自然素材の売りを素直に提案され、展示場見学の際のイメージも重なって、予算をオーバーしていたのですが、とても良い印象を受けました。

 

C社は、間取り図作成をお願いした翌日に、営業の方が自宅に訪ねてこられました。

 

その方は、私共の家族構成、子供の性別、夫婦の寝室は一緒か別々が良いのか、風水は気にするのか、所有する車の台数などを訪ねたり、私自身が欲しいスペースや妻のこだわりたいとこ、実現できないかもしれないけど教えて欲しいと聞いてきたのです。

 

そして、その営業の方が持ってこられた図面にあったのは、建物の外観と玄関の向き、簡単な外構のイメージだけでした。

 

「先日、ご夫婦のお話を伺ったときに、結構こだわりたい個所があるなと思いました。できれば、一緒に考えていただきたい。」と言われたのです。

 

私も、妻も即答でこの会社へ決定しました。

 

自分達が住む家を、自分達のわがままで実現できるなら、これ以上のものはありません。

 

 

我が家のマイホーム建築がスタート

 

施工会社が決まってからは、間取りや玄関から入ってきた後の動線、浴室に使う機材、キッチンなど細部にわたり詰めていきます。

 

その中で、予算的なことやスペース的にどうしても妥協していくこともありました。

 

友人などで集まることが多かったため、リビングを広く確保した結果、ダイニングスペースが若干狭めになってしまいました。

 

2階にも、家族で過ごせるスペースを作ったために、夫婦の寝室は一緒。

 

更にその中に、私の小さな書斎が配置されたりと、全てが想像通りにいくわけもなかったのですが、もともとの住まいから考えると贅沢そのものと言ったところです。

 

設計図も完成し、いよいよ施工です。

 

私は当然初めてのことでもありましたし、進行状況がとても興味があったので、基礎工事から完成まで毎日通いました。

 

ときには差し入れをさせていただいたりしながら、現場の職人さんや、そこに携わってくださった業者の方と何度も話すことができました。

 

忙しいところ手を休めて進行状況を説明してくれたり、とても親切な対応をしていただきました。

 

外注で注文していたキッチン収納やシューズボックスなども、無償で取り付けてもらい、廃材で戸棚を作ってもらったりもしていただきました。

 

家を購入しようと決断し、「施工会社を決定するまでに4ヶ月」。

 

図面の作成から施工開始までに2ヶ月

 

施工から完成までに約4ヶ月半」かかり、念願のマイホームを手に入れることができました。

 

まとめ

 

購入後、心配していた支払も滞ることなく順調にきています。

 

生活スタイルを下げることもなく、ある程度の貯金もしながら現在まで予定通りです。

 

子供が進学し、自宅を離れたために一部屋寂しくなりましたが、いつでも帰ってこられるようにせっせと掃除をしています。

 

家を新築したことをとても満足しています。

 

そして、私達のこだわりの空間を作るきっかけを与えてくださった営業の方は、他の工務店で働かれておりますが、今でも交流を持たせて頂いています。

 

マイホーム購入を検討せれる方に言えることは、しっかり計画を立てて、自分達が納得できるプランを立てて欲しいと思います。

 

ネームバリューにとらわれず子供の成長、自分達のライフスタイルに合わせたマイホーム造りを、家族全員で力一杯楽しんでください。

 

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