住宅購入を考えたとき、「まずはインターネットで検索!」が今の時代常識となっていますよね。
ネットにはきれいな写真がたくさん掲載されていて、魅力的な物件が山ほど出てきます。
たくさんあり過ぎて、どこの不動産会社に問い合わせていいか分からない、なんてお悩みではないですか?
不動産会社と一口に言っても、取り扱っている物件によってその種類は様々です。
「仲介業者だけじゃないの?」と驚かれているそこのあなた!
そんなあなたのために、今回は三年前に念願のマイホームを購入した私の経験を踏まえ、不動産会社の種類を解説しながら、信頼できる不動産会社の選び方をご紹介したいと思います!
住宅購入をご検討中のみなさまは必見ですよ♪
新築マンションを買うなら「デベロッパーと販売代理会社を知る事」
新築マンションの購入を検討されている方は、「デベロッパー」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
デベロッパーとは「土地開発事業者」のことです。
デベロッパーが土地を購入し、そこに住宅や大規模団地、ビルやショッピングモールなどの建築計画をたてます。
実際に建築にあたるのは「ゼネコン」と呼ばれる総合建築会社ですが、大規模なデベロッパーになると、ゼネコン業務も取りまとめて土地開発をしていることもあります。
規模によりますが、新築マンションを購入する際は土地の所有者であるデベロッパーが売り主となることが多いです。
ショールームやモデルルームに足を運ぶと、デベロッパーの営業担当者が対応してくれる場合と、デベロッパーから販売の委託を受けた販売代理店が対応してくれる場合があります。
販売代理店を経由して新築マンションを購入される場合でも、事業主であるデベロッパーの実績や、経営状況、過去にあったトラブルなど、簡単に調べられるので事前にチェックしてみてください!
口コミや評判に左右されすぎるのは良くありませんが、情報として知っておいて損はありません!
中古住宅は仲介業者へ!マンションも戸建もお任せ!
中古マンションや中古住宅の購入をお考えの方は、迷わず仲介業者へ行きましょう!
仲介業者とは、文字通り売り主と買い主の間に入って交渉をしたり、契約の手続きをしてくれる業者のことです。
中古住宅の売り主は個人の方がほとんどなので、トラブルを避けるため多くの方が仲介業者を利用します。
仲介業者は売買契約を成立させなければ、無報酬となります。
どちらかといえば売買契約の決定権のある「買い主側」の立場を優先する傾向にあります。
人気のある物件であれば買い主が多くいるので「売り主側」を優先する場合もありますが、買い主が一人である場合は、ほぼ確実に買い主側の条件を売り主側に伝え、説得に当たってくれます。
もちろん極端な値引き交渉には応じられませんが、仲介業者がしっかりと売り主側の信頼を得ている場合は、買い主側の条件にも耳を傾けてくれるので、交渉がスムーズに進み、トラブルなく契約することが出来ますよ。
そして仲介業者は業務の幅が広く、新築マンションや新築一戸建ても取り扱っていることも多いです。
中古を考えていたけど、新築もいいなと思ったとき、すぐに紹介してもらえて便利ですよね!
また中古住宅を購入後、リフォームをお考えの方も最近多いのではないでしょうか?
そういったニーズに応えた、ワンストップサービスを実地している仲介業者もあります。
ご検討中の物件にピッタリの仲介業者が見つかるといいですね♪
新築一戸建てはハウスメーカーや工務店!もちろん仲介業者も!
新築一戸建てというと、注文住宅と建売住宅の二種類がありますね。
【注文住宅】
まず注文住宅の購入をご検討されている方は、ハウスメーカーや工務店へ行きましょう!
CMなどでお馴染みの大手のハウスメーカーは年間の建築数も多く、建築に関するマニュアルが浸透しているため工期が短いというメリットがあります。
資金計画の相談もしやすく、安心してお任せすることができますね。
対して地元の工務店にお願いするメリットは、その土地の特性に詳しく、こだわりのある物件を建てられること!
エリアに関する情報も得やすく、実際の生活に役立つ情報をたくさん教えてもらえます。
また、大工さんを指名することもでき、修理やリフォームをするときにも気軽に頼めるので有り難いですよね。
どちらの場合も、事前にその会社のショールームや住宅展示場の見学に行かれるのをオススメします。
会社によって得意な間取りや建築方法などが異なるので、自分の好みに合った会社を探してみましょう!
【建売住宅】
一方新築建売物件を購入する際は、大規模な区画になるとデベロッパーが売り主になることもあります。
なので販売に関わる業務を販売代理店や仲介業者に委託している場合は、気軽に営業担当者に詳しい状況を問い合わせしてみましょう。
実際に購入希望の住宅を見学できるチャンスですよ!
また、人気のある建売物件は企画段階で売れてしまうことが多いので、仲介業者にエリアと予算を伝え、新築物件の情報をいち早く教えてもらえるようにしておくと良いと思います。
信頼できる不動産会社とは?事前リサーチと担当者をチェック!
不動産会社の種類は一通りご紹介できたかと思います。
種類は分ったけど、信頼できる不動産会社ってどう選べばいいの!?と疑問に思っておられる方。
私が思う、信頼できる会社を見極めるポイントは二つあります!
まず一つ目は事前にリサーチすることです!
何度か書かせて頂きましたが、デベロッパーやハウスメーカー、工務店などは過去の実績や現在の経営状況、トラブルがあった場合はその内容などを把握しておいてください。
実績は多いけど、トラブルも多い会社なんて、安心して念願のマイホームを任せられませんよね。
また営業方法が強引な会社も印象が悪く、できるだけ避けたいところです。
今はそういった口コミもかなり多く投稿され、会社の本当の評判が調べやすくなってきています。
住宅を購入する側として、口コミは心強い味方!ぜひ活用してみてください。
そしてもう一つ信頼できる不動産会社とは、信頼できる営業担当者がいること!
これもかなり重要です。
住宅購入には数か月、人によっては数年単位で時間がかかる場合があります。
その間ずっと窓口になってくれるのが営業担当者なので、できるだけ相性が良く信頼できる人物を選びたいところです。
では信頼できる営業担当者とはどのような人物でしょうか?
当たり前ですが、問い合わせに対して連絡が早い人はとても助かります。
どんな些細なことでもすぐに調べて折り返し電話をくれる方や、こちらが求めている情報が入り次第、すぐに教えてくれる方はやりとりしていて気持ちがいいです。
中にはこちらから何度も催促しなければ連絡をくれない方や、買う気がないとみると、露骨に態度が悪くなる方もいらっしゃいました。
せめて接客のプロとして最低限のマナーが身についている事も、信頼できる営業マンの条件の一つではないでしょうか。
あとは必要以上に予算を釣り上げないことや、他のお客様の愚痴をこぼさない、運転が荒くない等など、細かいことを言い出すときキリがないのですが、信頼関係は人と人が時間をかけて築いていくもの。
購入する側も強引な値引き交渉をしたり、けんか腰で対応したりしないよう心掛け、信頼してもらえる購入者を目指しましょう!
まずは相談から始めよう!不動産会社との上手な付き合い方
不動産会社を決める前に、まずは複数の会社で希望の物件を相談してみましょう。
色々と相談していくうちに、ご自分に合った会社というのは必ず見つかります。
むしろ多くの不動産会社と関わることで、自分が求めている物件が定まってくる方が多いのかもしれません。
不動産会社には希望エリアに詳しい人がいたり、ローンの手続きや資金に関して相談できるお金のプロがいたり、各工務店やハウスメーカーの得意、不得意分野に精通した人がいたり、住宅購入には欠かせない重要な情報をたくさん得ることが出来ます。
ぜひそういった担当者の意見をよく聞いて、住宅購入の参考にしてください。
マイホーム購入は、一生に一度の大きな買い物です。
信頼できるプロに頼るのが一番の近道です!
迷ったらまずは気軽に相談してみましょう♪