そろそろマイホームを購入しようか検討している方は、必見です!
近年、便利で快適な大型マンションが増加し、マンション住まいに憧れを持つ人が増えてきています。
しかし、戸建てと違い多くの居住者とともに生活をするため、トラブルに巻き込まれないか不安もありますよね。
今回は、実際にマンションに住んでみるとどのようなトラブルがあるのか、どのように対策をすればよいのか、マンション居住者の体験をもとにご紹介します。
事前に知っておけば、トラブルを回避しながら快適なマンションライフを送れることでしょう!
マンションのトラブルナンバーワンは、入居者の生活音!
最もトラブルになりやすいのが生活音です。
生活音といっても、上の階から聞こえる足音、ペットの鳴き声、ピアノなど楽器の音、マンション内の廊下やロビーを走ったり騒いだりする音、などさまざまです。
中でも特にトラブルになるのは、上の階からの足音ではないでしょうか。
子供がいる家庭では子供がバタバタ走り回ってしまうのは、どうしても避けられないことです。
最近のマンションのリビングは、フローリングになっていますが、リビングのフローリングが衝撃音を吸収する床材になっているかを、確かめておくとよいでしょう。
防音対策用のマットを敷いてもいいですね。
自宅でピアノなどの楽器を弾きたいという方も、壁からどれぐらい音が伝わるか購入前に販売会社に確認しておくとよいでしょう。
場合によっては防音対策が必要になります。
さらに、楽器の演奏時間は昼間の常識の範囲内に限るといったように、マナーを守ることも大切です。
小さな子供やペットがいる家庭では、入居時に上下階と両隣の居住者に挨拶に行って事情を説明しておくといいですね。
マンションのペット問題
以前と違い、ペットの飼育が認められているマンションが増えてきています。
もちろん、何を飼ってもいいというわけではなく、ペットの種類や大きさなどは管理組合で決められていて、認められた場合のみ家で飼うことができます。
しかし、認められたからといって自由に飼育するのはNG。
マンション内の廊下やエレベーターでは抱っこしたり、ニオイに気を付けたりするなど、周りに対する配慮は必要です。
特に小さな子供が多いマンションでは、子供が怖がるなどのクレームが出ることもあるので気を付けましょう。
マンションの来客用の駐車場トラブル
大型のマンションの駐車場には、居住者以外の来訪者のための駐車スペースが設けられることが多いです。
マンションによって異なりますが、来訪者用の駐車場を使用する場合は、予約制をとっているところもあります。
予約していないのに来客の車を停めてしまったり、予約時間をオーバーしてしまったりするとトラブルになることもあるので気を付けましょう。
マンションでどのようルールになっているのか、管理規約や使用細則で確かめておく必要があります。
マンションの共用部分
マンションは専有部分と共用部分に分かれています。
簡単に言えば、自分の住む部屋の中が専有部分、それ以外の廊下や階段は共用部分となります。
つまり、共用部分はマンションの居住者みんなのものということになり、勝手に物やゴミを置いたり、敷地内の花や樹木を勝手に手入れしたりということはしてはいけないことになっています。
よく玄関前に子供の自転車や三輪車を置くのを見かけますが、戸建てと違ってマンションでは禁止されていることが多いのでご注意を。
ゴミは決められた日、決まった場所にルールを守って捨てるようにしましょう。
マンションの内装・リフォーム
新築マンションを購入する場合、建築前であれば床やドアの色、お風呂やトイレのタイプを選ぶことができます。
また和室を洋室に変更したり、バルコニーにタイルを敷いたりといったオプションも様々あって自分好みのお部屋に変えることが可能です。
しかし、建築完了後に購入し、リフォームを希望する場合は、個人的に業者に依頼して工事を「それいけ・どんどん」と進めるということは避けなければなりません。
管理規約、使用細則に沿ってリフォームが可能かどうかを確かめたうえで、工事時期や騒音など近隣への配慮が必要になります。
さらに、マンションでは、バルコニー・玄関扉・窓ガラス・網戸・集合郵便受けといった普段頻繁に使用している箇所でも、共用部分となっている場合が多く(専有使用権が認められています)、勝手に修繕したりリフォームしたりすることはできません。
必ず管理組合に相談しましょう。
マンショントラブルのまとめ
主なトラブルをご紹介しましたが、知っておけば事前に回避できるものがほとんどです。
しかし、自分が気を付けていても生活音やペット問題などで被害を受けてしまうこともあるかもしれません。
そんなとき、すぐに相手にクレームをつけるのではなく、まずは管理組合や常駐の管理人に相談してみることをお勧めします。
分譲マンションでは、居住者の人々と長いお付き合いになりますから、もめごとは起こさずにお互いに快適に暮らしていけるといいですね。