東京都在住の40代主婦(E)様から東京都内で建築した狭小住宅の間取りで苦労した体験談の紹介です。
「こんなはずじゃなかった!」
あんなに家族と一緒に試行錯誤考えて建てたはずの我が家ですが、完璧にはいかないものです。我が家の「やって良かった」「こうすれば良かった」ことを、いくつかご紹介します。
極小住宅の間取りの長所と短所
リビングからの階段はお洒落ですが、、、
狭小住宅では、廊下をなくす様々な工夫がされています。リビングから直接2階への階段があるのも、その1つです。
最初は抵抗がありましたが、いざ住み始めると1階と2階の一体感がある上に、リビングで必ず子供(特に難しい年頃)と顔を合わせ話ができるのは、思わぬメリットでした。
一方予想しなかったのが、2階寝室に響くリビングのテレビの音。DIYで階段の入り口に扉をつけようかと思うほどです。
特に夫は大音量にしてホームシアターで映像を観るため、こちらが先に寝たいときは困ります。通常のテレビ音はそれほどでもないので大丈夫です。
リビング隣のトイレ
同じくスペースの活用法として、リビングに隣接してトイレをつけることがあります。我が家も間取り図上は隣接していますが、トイレ、お風呂、洗面所、洗濯置き場を1か所に集め洗面室にしてしまいました。
トイレのドアはその洗面室の中にあるわけなのですが、これが思わぬ成功です。リビングからトイレドアをつけてしまった知人宅は、トイレが隅にあるものの、部屋が物静かな時は音漏れがして気になるそうです。
以前、勤めていた会社も同じようだったので、すごくわかります。その点、洗面室の中にトイレのドアをつけたことで音がシャットアウトされ、リビングは快適を保てます。
収納スペースを確保したい場所
我が家は居住スペースを優先した設計をしてしまったため、何か所か収納スペースを確保しておけばよかったという場所があります。
まず玄関です。ここにはコートや靴のクローゼットを置くスペースは作ったのですが、自転車置き場は確保しませんでした。わたしにはその価値がよくわかりませんが、自転車が趣味の夫は外置きを好みません。
駐車場に物置を設置するスペースがなかったため、他に自転車用物置を借りることになってしまい、1畳分大きくすれば良かったと後悔しています。
次は洗面室です。収納スペースが欲しいという私の希望で、床下と天袋に収納スペースを作りましたが、やはり使い勝手がよくないです。
リビングを広くとったために、隙間家具を置くスペースすらないのですが、掃除道具に加え、出し入れしやすい位置にタオル・各自の下着等おけるクローゼットを確保すれば便利だったと思います。
まとめ 優先順位を誤らないために
今になって考えると、失敗したと後悔している場所は、設計の段階から不安を感じていました。ですが、その時は優先順位より自分の欲(居住スペースを広く)が先走ってしまい、不安点に目をつぶってしまいました。
ホームシアターや自転車は夫の希望、洗濯置き場の収納は私の希望。その要求を通すために話し合い(口論とも言いますが)を避けてしまったせいです。皆さんも同じ失敗をしないように、小さなことに見えてもご家族でじっくり話し合ってくださいね。