東京都内在住の30代ファイナンシャルプランナー(F)様から「マイホーム購入計画についての後悔しない3つの注意点」、お金の専門家からのアドバイスの紹介です。
マイホームは多くの方にとって、人生で最大の買い物です。
そのため、購入機会が少なくなってしまい、経験を重ねて賢くなることができません。
不動産屋さんや売主さんに強く言われたらそう言うものかな?と感じてしまいますし、契約や重要事項説明で聞き慣れない単語を聞かされるとお任せします!と言いたくなってしまうものです。
現在は私は埼玉県内で(以下FP) の事務所を営んでおります。
今回この記事をご覧になった方々には、資産運用のプロであるFPがマイホームを購入したときに重視したこと、入居までの手順や注意点についてを述べさせていただき、人生で最大の買い物を行うに際しその不安を減じるお助けができれば幸いです。
マイホームを買う決意をしよう
独身者でマイホームを買う決意をされる方は希ですよね。
結婚や出産などの家族が増えたのを機に購入を意識し始める方が多い様です。
ここで大切になってくるのがパートナー様との意見調整です。
マイホームを現金一括で購入できれば良いのですが、ほとんどの方は住宅ローンを利用することになります。
住宅ローンといえど借金です。
無事に返済できるのか不安を感じ、賃貸住宅で良いと思っているかもしれませんし、マイホームの購入に賛成してくれていても、今はまだその時ではないと考えているかもしれません。
パートナー様とは長く一緒に暮らし、共にローンを返済していく運命共同体です。
意見をしっかりと取りまとめましょう。
決して、「金を払うのは私だ!」などと強権を発揮せぬようにお願いいたします。
マイホームに最も何を望むのか?
さて、めでたく全員一丸となってのマイホーム購入の決意をすることができました。
次のステップは、マイホームで何を重視するかを明らかにすることです。
マイホーム購入にあたり考慮する条件は多くあります。
陽当たり・間取り・所在地・価格・土地の広さ・周辺環境・近所の人の人間性・駅からの距離・駐車場の有無に資産価値などなど。
全ての条件を満たす物件を見つけることは困難を極めますので、土日のたびに延々と物件探しを続けることになってしまいます。
そこで、条件に優先順位を付け妥協できる点を見つけてみるのが有効なのですが、残念ながら当事者同士ではなかなか話がまとまらないものです。
そんなときはFPなどの中立の第三者に意見の取りまとめを頼むと円滑に進みます。
コンサルタント業務を多く引き受けているFPは、意見の取りまとめや関係者との調整は日常的に行っておりますし、返済計画についてもアドバイスをいただけるのできっと安心してマイホームの購入に望むことができますよ。
ちなみに、私がマイホームを購入したときに重視した点は『資産価値』です。
2015年に購入したときの条件ですが、土地33坪に建物20坪の2階建てで2,500万円でした。住宅ローンは東京三菱UFJ銀行を使用し、変動0.9%の35年ローンで月々の返済額は7万円になります。
この物件は、徒歩圏内にショッピングモールあり大型スーパーマーケットありで良好な周辺環境を構築しています。
さらに埼玉県内の主要路線の駅まで徒歩9分という近物件を選んでみました。満足できる好立地ですが、泣く泣く妥協した点もあります。
利便性に富んだ土地を選んでいるので総額2,500万円の1,500万円が土地の価格です。
その為、建物にあまりお金がかけられなくなってしまい建売住宅となってしまいました。それでも予算が足らず土地面積が周辺の家々よりもやや狭くなっております。
本当はもう少し広々としたマイホームで、好みの間取りに凝った設備を入れてたかったのですけどね。
ですが、いざマイホームを売却するときは駅近で暮らしやすい点は、購入した価格より大幅に下がる事もなく高く売れやすい好材料となります。
マイホーム購入は、将来にわたる資産価値を見据え、立地はできるのは良い場所にする事が後々大きな武器になると考えています。
マイホームを夢見ておられる方へ
巷では景気は回復基調であると言われていますが、まだまだ実感できるレベルに達しておらず、賃金の上昇も鈍いままです。
そんな状況にあるとどうしても多額のローンを抱えるのに不安を感じてしまい、賃貸住宅に住み続けたいという欲求が生じてしまうのも仕方のないことです。
しかし、賃貸住宅は家賃をいつまで払い続けても自分の物にはなりませんし、自分で自由にカスタマイズできるのは賃貸では味わえない大きな魅力です。
現在の住宅ローンの団信保険は死亡時だけでなく3大疾病時や就業不能時も保証の範囲に含めることができます。
どうしても手放さなければいけなくなったときの保険として、『資産価値』を重視して物件を決めるという方法もあります。
住宅ローンの返済は長い旅路になると思いますが、成し遂げるだけの価値はあると提言いたします。