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マイホームの間取りで失敗と後悔しない6つのポイント

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住宅見学の準備も整い、一緒に住む方との相談もばっちり☆ 日取りや体調も万全の状態で見学に行くあなた。絶対に欲しい設備や希望の部屋数などもある程度頭に入っています。そんなあなたの家のポストに、住宅販売のチラシは日々入っていませんか? 気になってとっておいた物件情報が、チラシやWEBの画面として保存されている方もあるのではないでしょうか?

 

あなたの気になった物件、「間取りはどんな空間」になっていますか?  というのも、玄関に始まり、トイレ、リビング、キッチン、お風呂、寝室に子供部屋、押し入れやクローゼットなどなど。これらがどこにどんなふうに配置されているかで、住み方も気持ちも、もしかして手放す時が来た時の販売価格も、全く違ってくるのです。大きな買い物です。みんな笑顔で過ごす時間が多い方がいいに決まっています。ここでは、住む時の快適さと、後の財産として有利に働く間取り選びについて、ご紹介していきます。

 

住みやすい間取りについて

あなたは日々、どんな生活をしているでしょう? 年齢・性別に関係なく、生活に伴う行動は誰にでも発生し、「家の事」と書くように、家の中での生活は家事に満ちています。

 

家事が円滑に行われないと、生活を送る上での快適さ、衛生面での安全はどんどん損なわれてしまうので、生活の中での家事は、大きく注目しておかなければならないポイントになっています。

 

朝起きて、窓を開け、顔を洗い、着替えて、食事の支度、食事、片づけ、トイレに歯磨き、掃除に洗濯。仕事が済んだら、買い出し後の食料の片づけ、洗濯物の取り入れ、アイロンがけ、また食事、お風呂・・・・などなど。

 

これって、すべてが同じ場所でじっとして行う事ではなく、家という箱の中で、ウロウロ せかせかと動き回りながら行うことですよね。ある意味、ワンルームのような狭い空間の方が、大きく動かなくて済むかもしれない。とさえ思う時があるくらいです(笑)

 

間取りを考える時、どういう風に空間を利用したら必要な人や物が全て入るのか。という事にとらわれて考えがちですが、どうせなら、家は使いやすく、更にはくつろげて癒される空間にしたいものです。

 

ウロウロせかせかと動き回ることが少なくなるだけでも、ゆとりと安心感が生まれます。家事を行う人物のくつろぐ姿が多くなれば、共に暮らす方の安らぎにも大きく影響してくるのではないでしょうか?

 

同居するすべての方の快適さを考えるならば、まずは家全体単位での無駄な動きに着目し、費やす体力と、時間の短縮を考えてみてはいかがでしょうか? そこに着目することで、今後のあなたの生活も気分も、はたまた収支にも大きな効果を得ることが可能になります。では、具体的な間取りについて考えていきましょう。

 

動線は非常に重要!イメージが出来ていないと後が大変

まず、「動線」とは・・・? Wikipediaによると【動線(どうせん)とは、建物の中を人が自然に動く時に通ると思われる経路を線であらわしたもの。】とされています。

 

生活の中にはいろんな動線があり、その種類によって、「家事動線」「通勤動線」「衛生動線」「来客動線」などといろんな動線があるとも言われていますが、簡単に言うと、あなたが家の中でどんな動きを行っているか、どんな場所をどんな風に動いているかを線にしたものが動線です。

 

誰がどんな役割を担っているかによって動線は様々になるはず、「あなた動線」「伴侶動線」「子供動線」などを考えたら、自然とそれぞれに必要な場所と動きが明らかになります。そして、それを元に、日々が楽になりそうな間取りを考えたらいいのです。

 

生活のほとんどの場面では、動線は単純で短い方が体力と時間の節約になります。

 

洗濯で動線を考えてみたらわかりやすい

洗濯機を使う・干す・取り入れる・畳む・アイロンがけ・収納。家事の中で、1番工程が多いと言われる洗濯で考えてみたら、良くわかります。

 

例えば、1階のお風呂の残り湯で洗濯し、急な階段で、重い洗濯物を2階まで持って上がる。その途中に洋室・和室を経由し、ベランダと部屋の間には大きな段差がある。よいしょっと乗り越え、シーツなんて洗った日には、水分を含んで重くなったシーツを抱えて、何往復もしないといけない・・・。

 

午後には、乾きやすいように向きを変えに、またベランダまで移動し作業を行う。夕方、取り入れはとりあえずカゴに放り込み、畳むスペースのある和室まで運んで畳み、それぞれの同居人の部屋の、それぞれのタンスに収納していく・・・。ふうっっっっ。書いてるだけでもめまいがしてきました(笑)

 

そんな重労働を解消すべく、最近では、天候に左右されない室内干しの空間を設けている物件や、リフォームでランドリールームを作る方もあるようです。

 

さらには、全自動洗濯畳みマシンまで開発され、予約販売が始まりました。その値段185万円☆驚きの価格です。住宅購入に加えて、185万円の出費は難しいので、間取りでカバーしている例をご紹介しますね(笑)

 

洗濯してその場ですぐに干せて、そこで取り入れて畳み、収納も下着やタオル、シーツなどはランドリールームに設置。隣にバスルームがあり、お風呂から上がって、「パンツ持って来るの忘れた☆」なんて事もなく、残り湯だって使えます。明るいランドリールームで、アイロンがけも快適♪ アイロン台も使いやすい高さと広さで、必要なスプレー達もそこに揃っています♪

 

天気の悪い日が続けば、少しだけランドリールームのエアコンを入れたら乾きます。大きなシーツもバスタオルもパリッとふわっと乾き、その日のうちに洗いたてを使う事が出来ます。

 

水分を含んだ洗濯物はとても重いし、冬は冷たくなり手がかじかんで痛くなります。家族が多ければ、日々どんどん出てくる洗濯物を相手に、乾かない状況なんて地獄の様です。大型コインランドリーが急激に増えている背景からも、家事の中で洗濯に占める負担がどれほど大きいかを知ることが出来ます。

 

これらが緩和されるだけでも、担当者の負担はどんなに軽減されるでしょう。また、広くて明るく温かなランドリールームなら、お手伝い要員も増えてくれる、うれしい効果も期待出来るかもしれませんね。

 

実際に、建売物件の査定ポイントとして、洗濯動線は大きく影響するようです。物干しスペースと、洗濯スペースの距離や位置関係が、洗濯への負担軽減を意識した作りであれば査定額アップにつながります。そこに収納やアイロン。悪天候時への配慮が加われば、間違いなく価値は上がるでしょう。

 

洗濯動線が功を奏して300万円建物価値が上がった事例

先日、筆者が見た芸能人の「お家査定」の番組でこういう物がありましたのでご紹介いたします。

 

購入して3ヶ月の一戸建て住宅の査定依頼でした。これからさらに建売住宅が増える土地の隅っこの物件を購入。この住宅地の中でも、今後、一番最寄駅からどんどん遠くなる不便な土地でした。ここで、「売りにくい場所から販売していく」という販売業者の罠にはまっていたことが判明。

 

土地の価値は500万円も下がってしまっていました。でも、ここで注目なのは建物の査定が300万円も上がっていたという事です☆ 3ヶ月で☆ 家事動線にこだわった住宅で、特に洗濯動線が抜群に良かったんです。

 

家事動線の中でも、洗濯動線は査定額に大きく影響すると紹介されていました。具体的に言うと、「洗濯・干す・畳む・収納」この4つの工程距離が短いほど査定額は良くなるのだそうです。

 

この芸能人のお宅は、洗濯機・ベランダ・収納が全て2階にまとまっており、すべてが徒歩10歩で完結する便利さでした。見ていた筆者も「わあっっ☆」っとうれしい驚きの声が出ちゃいました(笑) しかも、シンプルで使いやすそう♪

 

もし、土地選びに失敗していなかったら、購入後3ヶ月で300万円も価値が上がった事になります。洗濯動線が最悪の危機を救った事例として紹介されていました。驚きですよね☆

ベランダの実用性と眺望も重要なポイント

さらに、ベランダからの眺望なども査定ポイントになってきます。いい眺望のある物件ならば、ベランダを洗濯物干し場だけで使用せず、別の場所に物干しスペースを設置し、眺望のいいベランダを癒し空間として確保してみると、意外に快適だったり、査定額アップに繋がってくるかもしれません。

 

上記の同番組でこんな例がありました。

ベランダからの眺望がすごくいいのに、ベランダが見せかけだけで、人が立てない構造になっていたため、査定額がどんっと下がって惜しまれたケースや、立地も建物もいいのに、ベランダから風俗上良くない建物が多く見える事で、査定額がどんっと下がってしまった。そんな物件も紹介されていました。

 

いい眺望があれば、それを活かした活用をしていくことも、将来の財産になるかもしれませんね。

 

筆者はマンションの8階。ベランダ前の視界を遮るものは何もありません。幅も長さもそこそこあります。「ベランダガーデニングをしたい」という譲れない目的があったので、マンションの中でも、一番横幅の長いベランダと、大きな窓が広がる間取りに決めました。そうすることで、物干しスペースと、ガーデニングスペースが、横並びにとれたのです。

 

さらに、台所に勝手口があり、ベランダに直結していてすぐに出ることが出来ます。収集日を間近に迎えた、大きて臭いゴミ袋。これを、台所からポンッと外に仮置きするスペースが欲しかった。

 

さらに、台所や洗面所、バスルームなどの水回りも近いので、大きなジョウロでの植物への水やりも楽だし、ベランダで実ったゴーヤやシソを包丁片手にプチっと採って食卓へ。大きな土鍋や、かさばるバットやボウルも、ベランダに出せばすぐに乾きます。

 

週末のお出かけ後、大きなアウトドアグッズは、洗面所や風呂場で丸洗いして、床を広範囲に濡らすことなく、ベランダまで運んで干すことが出来ます。

 

洗濯物も、洗濯機から10歩以内でベランダに干せ、天候の悪い日は、洗濯機横のバスルーム内の浴室乾燥機で大容量を乾燥させることが出来ます。

 

筆者のこだわりポイントは、

  • ベランダでの趣味兼・癒し空間の確保をしつつ、物干しスペースも確保する。
  • 台所横に勝手口。
  • 水回り設備が一部分に集結している間取り。
  • 出来る限り広い窓からの彩光と風通しを得る。

 

でした。この中で①②③は、家事動線を意識したもので、さらに①~④すべては売却する時の査定額アップを意識したものでもあります。便利な動線は、家事の負担を軽減させ、体力や時間も短縮させるだけでなく、そういった結果を期待する人が多い事で、査定額にもいい影響を及ぼすという事がわかります。

 

その一方で、癒しの空間へとつなげたい動線は、あえて離れていた方がいい・・という場合もあるかもしれませんね。現実的ではありませんが、離れや茶室などはそんな感じに思えます。庭の飛び石。小さなくぐり戸・・。すこし動作がプラスされることで、今の自分と一息置いて、違う空気の中で過ごす時間を作る・・。そんな利用の仕方もステキに思えます。あなたと、あなたと同居する方の動線を思い出し、意識しながら数日を過ごしてみてください。

必要な設備

必要な部屋

それぞれの動線

それらが頭に入ってきたら、今度は少し欲張って、更にお徳になる間取りも考えてみましょうか。

 

お得な間取りとはどういうこと?

「お徳になる間取り」筆者が初めて聞いた時は、「えっ☆」ってびっくりしました。家の設備や土地、築年数や面積以外に、間取りでも財産としての価値や、リフォームをした時のお金のかかり方が違うというのです。

 

確かに、TVでも芸能人のお宅拝見や、お宅査定などでもそんな話題を耳にすることがありました。有名なリフォーム番組なんかでも、断熱材がちゃんと使われてるかとか、耐震・免震対策がとってあるとか、基盤がしっかりできているか。という事は設備としてもちろんです。

 

間取りに注目して見た時、動線をよくするために、階段や部屋の壁の位置をずらすなどの作業が行われますが、中でも建具や水回りの位置を、変えたり増やしたりすると特にお金がかかるというのをよく耳にしました。

 

ということは・・・将来リフォームや修理がしやすい間取りを考えておくと、思いもかけないコストダウンにつながり、さらにそのライフステージに合った、快適な家に住めるというお徳な間取りというわけです。

 

住んでいて、光熱費などの費用がかかりにくいお得な家。という事もあれば、いざ修理という時にコストダウンしやすい家。とか、手放す時に高く売れる家。という事もあるという事です。同じマンションの中でも、階数や間取りが違うだけで、日々かかる費用も売却の値段も全然違うのです。

 

筆者が、もう10年前にはなりますが、購入時に管理会社の販売員の方に教えていただいた、将来に役立つお得な間取り・良心的で真面目な間取りをご紹介します。

 

 

専有面積を知ること

まず、部屋の隅っこに注目☆ そう、手元にあるチラシの間取り図でもいいので見てください。部屋の内側。居住空間の四隅です。内側に角(かく)っとしたでっぱりはありませんか?

 

専有面積のトリック・罠がここにあります。専有面積と言えば、購入者が住む実際の広さ。みたいな感じがしますよね。でも、専有面積には「壁芯面積」と「内法面積」という2つの面積の表示の仕方があり、マンションなどでは、壁芯面積で表示されている事が多いのです。これってどういうことか・・・?

 

分かりやすく言うと、「内方面積」はそのままで、単純に居住空間になる壁の内側の面積の事です。そう。私たちが通常で考える、居住する専有面積の事です。

 

対して、マンションでよく使われるという壁芯面積は、壁や柱の厚みの中心までを含む面積です。・・そうっ。見えなくて住めない壁の中や、柱の面積まで入ってるんですよ。ずるいですよねー。という現実を知った上で、もう一度間取りを見てみましょう。

 

どうでしょうか、角っと内側にでっぱりがある間取り・・・。そのでっぱりも専有面積に入っているんですよ。何とも言えない騙された感・・・。筆者はそう感じます(笑)

 

最近の間取りを見ていて、少なくなってきた印象はありますが、まだまだ今でも目にする間取りです。この部屋に、実際にあなたの家具を置いてみてください。このでっぱりが邪魔でベッドが壁につけられません。机の横に変な空間が出来ます。欲しい所にコンセントがありません・・。

 

使いづらい部屋・・・。そして・・思っていたよりも狭い・・。そんな現象が起きるのです。そう・・・将来、クローゼットや開かずの間の候補になっていきます。

 

だから・・・。モデルルームでは、特注の備え付け家具でうまくカモフラージュしていたり、届かない配線は取り除いていたり、育ちそうにない暗闇に、大きな観葉植物を置いていたりというような工夫で、この現実に気づきにくくされています。

 

筆者も想像しました。住んでみた時のでっぱりの存在について・・。掃除機が当たり、ごみが取り辛いんじゃないか。あと少しの所でベッドが入らない・・。戸が閉められない・・。そして・・柱の入った壁には、画鋲も打てないはず・・・。カーテンは開け放しても部屋の内側で留まり、彩光を妨げ、部屋が暗くなります。柱が無ければ、開け放したカーテンは隅っこにまで追いやることが出来、太陽が部屋の隅まで光を届けようとしてくれるはずです。

 

そのうち、このでっぱりが目に入るたびにイライラしてくるし、何よりも「失敗した・・・。」と肝の小さい筆者は、後悔の念にとらわれるでしょう。

 

「専有面積」から間取りを見ることで、住んでみた気持ちと快適さは全然違ったものになると感じませんか?

 

筆者の現在住んでいるマンションの部屋は、もちろんでっぱりの無いタイプです。今、見渡しても、部屋の隅っこほど、いろんな家具がぴったりと壁に沿って設置されています。これが出っ張っていたら・・・間取りも印象も、大きく変わり、狭くなっていくことが安易に想像できます。

 

本当に住む人の気持ちで建てられている建物であれば、こんなでっぱりや、こんな表示の仕方にはならないと、筆者は感じました。住んでいて、きっと不具合が出た時の対応だっておざなりになりそうな気がします・・・。

 

やさしさを感じない家・・。それだけで、選んではいけない気がします。「快適に住んでほしい・・・。」そういう思いが前面に出ている家を選ぶべきでしょう。

 

マイホーム購入一連の流れ「13ステップ」

ステップ1 看護師が独身30代で購入した素敵な新築分譲マンション購入体験談

ステップ2 引越し10回以上!マイホーム購入の不安や悩みをアドバイス!経験者から伝えたい大切な想いと願い

ステップ3 徹底比較!【マンションVS戸建て】のメリット・デメリットどっちを選択すべき?

ステップ4 モデルハウスとモデルルーム見学の注意点!失敗を防ぐ3つのポイント

ステップ5 マイホームの間取りで失敗と後悔しない6つのポイント

ステップ6 玄関でマイホームの印象は決まる!失敗しない快適な家造り

ステップ7 システムキッチンの選び方!10年後でも満足できる後悔しないポイント

ステップ8 システムキッチンの比較!マンション・戸建・賃貸の良し悪し

ステップ9 お風呂で失敗と後悔しない重要な3つのポイント!楽チンで快適お風呂は絶対必要

ステップ10 お風呂場の「便利な設備と注意点」5つのポイント

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家づくりの始め方

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