40代夫婦の不妊治療をやめて注文住宅のマイホームを購入した体験談の紹介です。
多くの方が子育てを意識してマイホーム購入するようですが、私たち夫婦は違います。
40歳になった時、今後2人で生きていくことを決意したことがきっかけでした。
私は40代主婦、夫との2人暮らし生活で、千葉県に大手ハウスメーカーで建築した注文住宅で幸せに暮らしています。
今後、ワンちゃんを家族に迎える計画で楽しみにしています。
不妊治療「妊活」をやめて新築マイホーム購入を決意
私たちがマイホームの購入を本格的に考えるようになったのは、不妊治療をやめてからでした。
マイホームを建てる前、私たちは70㎡の簡素な賃貸アパートに暮らしていました。
子どもが生まれるまでの仮の生活という意識がどこかにあったようです。
インテリアにもこだわらず、節約生活をしていました。
しかし、35歳から5年間の不妊治療を経て、お互い40歳になった時、これからは2人の生活を前向きに考えていこうと話し合いました。
そこで考えたのがマイホームです。
物件探しの途中で発見した二人の好み
マイホーム購入を決意しましたが、最初から注文住宅を建てるつもりだったわけではありません。
マンションや建売も視野に入れていました。
毎日、インターネットを見て良い物件はないか探し、また、不動産屋さんにお願いして情報を貰いました。
そして良いと思った物件は毎週末2人で見て回りました。同時に、
各地のモデルハウス巡りもしました。
歩き回ることで、この物件は素敵だな、何故か好きになれないという自分の好みを意識するようになりました。
また、それまで知らなかったお互いの好み知るようになりました。
例えば、私はどちらかというと和風でナチュラルなテイストが落ち着くこと、海外経験がある夫はヨーロッパ風が好きなこと、それは多数の物件回りをして、お互い話し合うことで自然と気づかされたことです。
理想のマイホームは注文住宅建築だった
多くの家を見ていくうちに、ふたりの好みが一致したモデルハウスがありました。
フランスの田舎暮らしをコンセプトにした家です。
広々として明るいリビングも気に入りました。
私たちの感覚を確かめるため、同じ種類のモデルハウスを首都圏だけでなく、旅行もかねて九州まで見に行きました。
最終的にこのハウスメーカーに頼むしかないということで、かなり資金はかかりますが、注文住宅を建てることに決めました。
マイホーム計画に妥協は禁物
実は現在の家のハウスメーカーに頼む前、別のメーカーにお願いする直前まで行ったことがあります。
熱心な営業マンに連れられて、希望より狭い土地を案内されました。
狭い分安いので、物件探しに疲れ切っていた私たちは妥協するのも必要ではないかという気分になっていました。
その日の夕方、営業マンと会う約束をした私たちはさっそく彼から契約に必要な書類を渡されました。
驚いたことに、土地売買の不動産屋も同席していました。
明日にでも仮契約が可能だという話でした。
営業マンの性急さに逆に夫は、考え直した方がいいかもしれないと言い出しました。
確かに私たちが希望したものと違っています。返事は保留して書類は持ち帰り、両親とも話合って丁寧にお断りさせていただきました。
二人でゆったり過ごせる憩いのリビングを手に入れた
結局の今の家を建てる為に私たちが購入したのは30坪の土地でした。
2階までしか建てられないこの地区では、モデルハウスのような家は望めません。
しかし、私たちには、子ども部屋や多くの収納は必要ありません。
客間や畳部屋など普段使わない部屋も作りませんでした。徹底して2人が暮らす空間を目指しました。
そこで実現したのがモデルハウスとほぼ同じ広さの24畳のLDKです。
狭い宅地で妥協していれば、この広いリビングは無理だったでしょう。
マイホーム購入を考えている方へ
私たちの場合、最初はどのような家が理想かもわかりませんでした。
実際に多くの建売住宅、モデルハウス、中古住宅、マンションを見てやっと自分が何を望んでいるのか自覚するようになりました。
また、一番身近な人である夫のことも、好みを含めて私はよくわかってなかったということを知りました。
家を買うという大きな決断を下す時、夫の新たな面を知ったのは素晴らしい経験でした。
ぜひ、実際の家を見て、自分の希望だけでなく家族の希望もよく聞いて話し合ってください。
それはマイホームの理想を実現するためでもあり、また家族が互いに深く理解する機会にもなります。