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20代ゆとり世代のマイホーム購入体験談!共働き夫婦が東京で庭付き一戸建てを買うまで

更新日:

東京都在住の20代会社員M様から、若者世代が東京で新築戸建てを購入した体験談を紹介します。

 

家族は夫と犬との3人暮らしです。

 

世帯年収は900万円(夫450万円・妻450万円)マイホーム購入までの道のりをお伝えします。

 

マイホーム購入費用の概要

建物80㎡(3LDK) 3,400万円

土地110㎡

頭金400万円

住宅ローン 三菱東京UFJ銀行、35年ローン、全期間固定で1.8%、

 

 

なぜ20代の私たちがマイホーム購入を決めたのか

 

20代、しかも東京でマイホームを購入する方って、案外少ないのではないでしょうか。

 

地方出身の私たちが、東京でマイホーム購入を決めた理由をお伝えします。

 

お互い25歳で結婚した私たち。

 

結婚当初から、大きな目標がありました。

 

1 28歳までに第一子を出産

私は仕事が大好きだったので、早く出産して会社に復帰し、キャリアを積みたい思いがありました。

 

2 30歳までにマイホームを購入

元々お互いがマイホームに憧れを持っており、子育ては都心でなく緑の多いゆったりした街でしたいと考えていました。

 

結婚して1年ほど経った頃、生活もだいぶ落ち着き、時間に余裕が出てきました。

 

その時ふと、「子供とマイホーム購入のタイミングを逆にした方が、楽なのでは?」と思ったのです。

 

今なら夫婦2人だけで時間もたっぷりあるし、ゆっくりと物件を選ぶことができます。

 

子供がいたら、住宅展示場へ気軽に見学に行ったり、打ち合わせをしたりするのは大変そう…。

 

元々あった「マイホームは30歳までに」という思いが強くなり、次第に「今買ってもいいのかもしれない」という気持ちに変わっていきました。

 

幸い、夫の両親から300万円の資金援助を受けられることがわかり、すぐにマイホーム購入に向けて動き出したのです。

 

 

共働き夫婦が効率よくマイホームを選ぶために実践したこと

 

夢のマイホーム選び、考えるだけでワクワクしますよね。

 

数多くの物件の中から、効率よくマイホームを選ぶためには、自分たちの大切にしたい価値観を決めておくことが大切です。

 

例えば私たちなら、最初に「共働きでもお互い負担にならない距離の街」で「自然豊かな環境で暮らす」という「絶対に譲れない条件」を決めました。

 

次に、その条件を元に具体的な項目に落とし込みます。

 

(1)自宅から最寄り駅まで徒歩10分以内

 

(2)自宅の最寄り駅から会社の最寄り駅まで30分圏内(電車乗車時間)

 

(3)庭付きの戸建て(3LDK以上)

 

(4)自然豊かなのんびりした街

 

夫婦共働きだったので、会社の最寄り駅までの時間は必須です。

 

賃貸暮らしの時は20分圏内でしたが、都心行きの電車のラッシュはたったの20分でも大変。

 

そのため、最大でも電車に乗る時間は30分以内と決めました。

 

また、夜遅くまで残業をすることも多く、疲れきっている体には負担が大きいので、最寄り駅から自宅までの時間も徒歩10分以内としました。

 

犬と暮らしているため、散歩がしやすい自然豊かな街が理想です。

 

賃貸暮らしの時に住んでいた街は、住宅が密集しており、家の間を縫って歩くような散歩ばかり。

 

「もっとのびのびと自然を感じられる所で歩きたい」といつも思っていたのです。

 

また、ガーデニングと料理が趣味の私。

 

庭で採れたハーブや野菜を使って料理をしたり、大きなつるバラを育てることが夢だったので、「庭付き」という条件は譲れませんでした。

 

最初に「自分たちが大切にしたいことは何か」を決め、スムーズな物件探しをスタートさせましょう。

 

 

私たちが35年間の固定金利ローンを選択した理由

 

マイホームを購入する時に避けては通れない「住宅ローン」。

 

自分たちはいくらまで借りられるの?固定金利と変動金利って何?など、住宅ローンって未知の世界ですよね。

 

私たちは、借入期間35年・全期間固定金利・返済額月9.5万円の住宅ローンを組んでいます。

 

以下に、なぜこの条件で借りたのかをお伝えしますね。

 

まず家計簿を元に、いくらまでなら住宅ローンの返済が家計を圧迫しないかを計算します。

 

以下は賃貸暮らしの時の生活費の内訳です。

 

【収入:40万円/月】

住居費:10.5万円

食費:7万円

水道光熱費:1万円

通信費:2.5万円

交際費:6万円

美容衣服費:2万円

ペットや消耗品等:3万円

————————————–

支出合計:32万円

(貯蓄:8万円)

 

住居費を約10万円以内に収めると、食費や交際費を我慢することなく貯蓄もでき、ある程度余裕のある生活が可能です。

 

返済額は最大でも、月10万円ほどが良さそうです。

 

また、35年のフルローンを組んだとしても、返済時の年齢は65歳以下。

 

迷わず35年住宅ローンを選択しました。

 

 

次に、固定金利と変動金利の選択理由です。

 

一般的に、固定金利は高く、変動金利は低く設定されています。

 

固定金利の場合、借りた時の利率が長期固定されるため、「返済額が変わらない」という安心感があります。

 

それに対して、変動金利の場合、経済情勢に応じて利率が変わるため、金利上昇のリスクが生じます。

 

 

固定金利にした理由は3点

 

①変動金利を選択して定期的に変わる利率に一喜一憂して精神を消耗したくなかった

 

②当時の35年間固定金利が1.8%で、この十数年の中ではかなり低い金利であった

 

③数年後に東京オリンピックが控えており、大きく金利が動きそうだったことを、

 

以上の理由で固定金利を選びました。

 

住宅ローンの借入条件は今後の生活を左右するとても重要なものです。

 

ネットだけでなく、不動産屋や銀行、実際住宅ローンを組んでいる知人などに聞いてリアルな情報を集めることが大切です。

 

 

物件はネットで下調べしてから見に行こう

 

私たちが実際に行った、具体的な物件の探し方です。

 

まずはネットで物件価格と地域を絞って検索。

 

更に、「駅徒歩10分以内」「戸建て庭付き」という条件を付けくわえると、自ずと「注文住宅」と「大手ハウスメーカーの建売」が候補から消え、中堅ハウスメーカーや地元の工務店の「土地付き建売」が候補に残りました。

 

だいたい1回で3~4件を見学し、半年くらいは週末不動産屋さんめぐりの日々。

 

毎回、「ここなら家族の顔を見て料理ができるね!」とか、「庭が広くて犬も喜びそう~」と妄想が止まりません。

 

マイホーム購入の全工程で、ここが一番楽しい時期です!

 

 

信頼できる営業マンを見極める2つのポイント

 

マイホームの購入は、役所に住民票などの書類を取りに行ったり、銀行へ住宅ローンの手続きに行ったりと、やらなければいけないことが盛りだくさん。

 

営業マンの力量でこちらの負担はかなり違ってくるため、信頼できる方を慎重に選びましょう。

 

物件の問い合わせをする中で、私たちは何人かの営業マンに出会いました。

 

そのなかでも特に「信頼できる!」と思った営業マンは、10年ほど同じ地域で不動産営業をしている、穏やかで細かい気配りが上手な方でした。

 

良い物件情報が入ればすぐに連絡を頂き、私と夫の意見が対立したときは折衷案を提案してくれました。

 

さらに、「ゴミ捨ての方法」や「地元のお買い物スポット」など、外からは分かりにくいローカルな情報をかなり細かく教えてくれましたし、その場で分からなかったことは必ず調べて後で報告してくれました。

 

共働きで日中はほとんど時間が取れない私たち。

 

営業マンは、打ち合わせ日程の調整や取得書類に関する質問などに、昼夜問わずメールや電話で対応してくれました。

 

他にも移動時間短縮のために役所まで送迎をしてくれたり、エアコン設置時に隣の敷地にやむを得なく立ち入る必要があった際、代わりに交渉してくれたりと、かなり強力にサポートしてくれました。

 

営業マンは、できるだけ長くその地域で活躍していること、こまめにコミュニケーションができる誠実な方、という点に気を付けて選びましょう。

 

質問をした時の反応や、メールの返信時間・電話の折り返しのタイミングに注意すればすぐにわかるかと思います。

 

営業マンからの折り返しの連絡が1日以上開く場合、やや機動力に欠ける印象です。

 

マイホームは大きな買い物です。

 

営業マン選びを慎重にし、相性が合わなければ不動産屋を変えるか、別の担当者に変えてもらいましょう。

 

 

運命のマイホームを見逃さないたったひとつの大切なこと

 

半年ほど、ひたすら同じような条件の建売物件を見学した私たち。

 

最終的には夫婦共に「これだ!」と思う物件に出会えました。

 

数ある物件の中で、なぜこの家に決めたのかをご紹介します。

 

【物件のスペック】

・物件価格3400万円 新築戸建て建売3LDK・庭付き

・自宅から駅まで徒歩5分

・自宅の最寄り駅から会社の最寄り駅まで35分(電車乗車時間)

・キッチンから豊かな緑が眺められる、畑や緑地が多い地域。

 

購入を決めた理由

まず、「自宅の最寄り駅から会社の最寄り駅まで35分」という所以外、全て私たちが希望する条件を満たしていました。

 

そして間取りはごく一般的なものだったのですが、家に入った瞬間、明るく開放的な空間が広がり、窓がとても大きく感じたのです。

 

壁紙を一部模様付きのものにしていたり、ところどころに飾り棚があったりと、「建売なのに建てた方の心を感じる」造りに惹かれました。

 

同じ価格帯の物件をたくさん見ることで、ほんのわずかな違いに気づくようになります。

 

そして、自然と「この金額でこの条件の家ならOK」というボーダーラインが出来上がり、そのボーダーラインを越えた家に出会ったときに「これだ!」と気づくことができるのです。

 

建売の購入を検討している場合、とにかくたくさんの物件を比較し、家を見る目を養いましょう。

 

 

物件の条件を柔軟に変えることが大切な理由

 

マイホームは一生の買い物です。

 

なるべく妥協はしたくないですよね。

 

私たちは、会社の最寄り駅から30分以内(電車乗車時間)という条件で探していたところを、35分に妥協しました。

 

その代わりに、自宅から最寄り駅までの距離を徒歩5分に短縮。

 

その結果、当初希望していた条件を満たす素敵なマイホームに出会うことができました。

 

条件は「絶対」ではなく、他の条件とのバランスをとって柔軟に変えていきましょう。

 

 

土地と建物以外にこんなにかかるの!?マイホーム購入に必要なお金のリアル

 

以下は、契約にかかったすべての費用です。

 

物件購入費用以外にも、諸費用や付帯工事費で300万円かかっていることに注意してください。

 

購入物件価格 3400万円、

 

頭金400万円、

 

土地110㎡、建物80㎡、

 

三菱東京UFJ銀行、

 

35年ローン、

 

全期間固定で1.8%、

 

月々9.5万円返済

 

諸費用220万円(内訳:火災・地震保険60万円、仲介手数料120万円、登記費用20万円・引越費用20万円)

 

付帯工事費用80万円(内訳:床のすべり止めワックス20万円・家具家電購入費60万円)

 

 

契約は日中仕事で時間が取れなかったため、平日の夜8時から始まり、2時間ほどかかりました。

 

人生初の大きな買い物に、二人で震えながら印鑑を押したことを覚えています(笑)

 

印鑑登録を済ませた印鑑が必要になりますので、まだ持っていない場合は早めに準備しておきましょう。

 

10.マイホームと賃貸の生活を比較してみた

マイホーム購入からそろそろ2年が経ちます。

 

「実際の暮らしはどうなの?」と気になっている方もいらっしゃるかと思いますので、賃貸とマイホームの生活の違いを比較してみました。

 

賃貸 マイホーム
平米数 40㎡(1LDK) 80㎡(3LDK)
住宅費 10.5万円 9.5万円
設備(追加されたもの) 床暖房、ビルトイン食洗器、システムキッチン等
その他 庭、駐車場
会社最寄り駅までの時間 20分 35分
駅徒歩 10分 5分

 

賃貸よりも1万円も安い住居費で、広さ・設備共に格段にレベルアップしていることがわかると思います。

 

また、駅徒歩5分のおかげで、雨の日の出勤や、夜の帰宅の負担をあまり感じません。

 

以前は都心に住んでいたため、ネオンや車の音で夜もうるさく落ち着きませんでしたが、こちらでは虫の音や月明りを感じて心穏やかに過ごせるようになりました。

 

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時間を掛けて焦らずゆっくり探しましょう。

 

沢山の物件を見て、家を見る目を養ってください。

 

たくさん見れば見るほど、自分たちが意識していない「欲しいもの」や、「大切にしたいもの」に気づくことができます。

 

私たちは、当初全く想定していなかった「ビルトイン食洗器」を途中で必須条件に変えました。

 

家事の時間短縮のためです。

 

実際に物件を見て、生活をイメージすることで気づくことができました。

 

ブレない「軸」を決めましょう。

私たちは、最初から「自然豊かなゆったりした街で庭付き戸建ての家に住みたい」という価値観を持っていました。

 

そのため、タワーマンションや都心の物件は一軒も見に行きませんでした。

 

一番大切なのは「自分たちがどんな生活を送ることが幸せか」を知っておくことです。

 

世間が思う「幸せ」でなく、自分たちの「幸せ」の価値観を見つけてください。

 

みなさんが素敵なマイホームに出会い、幸せな生活を送ることを応援しています!

 

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