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マイホーム購入前の周辺環境調査は非常に重要!災害や嫌悪施設も想定すべき

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家を買うときに周辺環境のチェックが大切だとテレビを見ていてもよく聞きます。でも、いざ自分がその立場になると、見落としてしまう事項はあるものです。

 

実際に住み始めたり、家族構成が変わったりすると、購入当時「これくらいは我慢できる」と思っていたことが、大事になることだってあります。

 

ここでは、実際に我が家の周辺で巻き起こった想定外の事例をご紹介しましょう。

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新興住宅地は、以前の土地利用状況の確認を

20年前、今の家に住むようになったとき我が家の前は原っぱで、隣はラーメン屋でした。すぐにラーメン屋が移転しその後に家が3棟建ち、10年前には原っぱが埋め立てられ、そこには8棟の戸建が建ちました。

 

幸い、我が家の日照権は守られましたが(現在は!)、もしお隣が建て替えるとなったとしたら、今より暗くなる可能性は充分あります。

 

そして、そんなことは小さなことだと思える出来事が起きたのです。普段は子供たちの遊び場だった原っぱは、昔(30年ほど前)は近くの川の土手の一部で、強い雨が降った時は田んぼのように水がたまっていました。

 

そこに家が建って、人が住みだしてから、半年たったかどうかの頃です。ゲリラ豪雨に襲われたとき、元からあった我が家を含む数件を除いて、原っぱに建てられた住宅地一体が水浸しになったのです。一番被害の多かった家は、玄関の中まで浸水し、あわや床上浸水まで行くかと大騒動です。

 

翌日不動産業者の方が浸水の状況を確認に来られ、しばらくしてから側溝を掘る工事が始まりました。その後も激しい雨が降る度に水は溢れ、市役所が2~3年の間に側溝の改善工事を何度か行い、やっと落ち着きました。その間一番低い所にあるお宅の前には、ゲリラ豪雨の予報が出る度土嚢がつまれ、ついには問題解決前に引っ越しされてしまいました。

 

地盤の弱さや洪水の危険地帯を事前に確認するのは、常識になりつつありますが、大丈夫とされている場所でもこんなことが起きえます。思わぬ落とし穴が待ち受けているかも知れませんので、新興住宅地は、その前が何だったのかを是非確認してください!

 

 

周辺の様子や音は、1日の時間帯や、平日・週末でも違う

土地を探される場合、ご自身がお勤めされていれば、どうしても物件見学は週末になることが多くなります。

 

しかし、住みだすと365日の表情が気になるものです。例えば、私の家周辺には小学校・中学校・幼稚園があるため、時間帯によって聞こえてくる声が違います。

 

また家の前の道は、小学校の通学道路に指定されているため、7:30~8:30は車が通行止めです。数年前まで通行止めはほとんど無視されていましたが、子供を巻き込む小さな事故が起きたことで、一気に車の出し入れが憚られるようになりました。

 

その時間帯に家族を駅に送る必要がある友人宅は、許可書をとったものの「子供が気になる」と神経を使うようです。できれば、購入希望の場所は、平日だけでなく週末もおとずれ、ご近所にどれくらいの年齢のお子様がいるのか(いないのか)などを下調べしておくと、住みだしてビックリなんてことにはならないと思います。

 

 

学校・駅の利便性

小さいお子さんがいたり、将来の子供を予定されていたりすれば、小学校がどの辺かは皆さん気にされます。そして意外な落とし穴は、実は中学校だったりします。

 

公立の中学校ならまだしも、もし私立受験をされると駅への利便性は大切です。電車よりも、駅へのアクセスの方が子供にとっては負担が大きいというのは、塾で働いていたときに、生徒本人や保護者様から良く伺った話です。

 

実際に教えていた生徒さんで、家を買われた6年後にお子さんの通学のため、駅近くに引っ越をされたご家庭がありました。これは極端な例ですが、ご家族が増えたり、自分自身が高齢になったりしたときに住みやすい場所かどうかの確認は、これからの時代は必須ですよね。

 

 

○空き地・駐車場の劇的ビフォー・アフター

周辺の状況を調べて安心して買った家なのに、思いもがけない事件が起きることがあります。

 

いずれも、我が家の近辺での話です。ずっと空き地や駐車場だった場所が整備されて、新築がまとまって売り出されました。

 

ところが4~5年たって、その一角に残っていた空き地に、最近よく聞く「遺体安置所が建設」されることになったのです。これは町内、特に新築で購入された人達にとって大問題となり、集会所で何度も話し合いがもたれました。業者の様々な対策の提示に対し、向かい側にあたる新築の家を買われた人達は、最後まで反対を続けておられました。

 

最終的には受け入れるしかなかったのですが「知っていたら買わなかった」ともらされた皆さんの一言には実感がこもっていました。空き地や駐車場だらけで寂しさすら感じた我が家の周辺は、この20年で大きく様変わりしたのです。

 

もし購入を予定されている場所の周辺に、空き地や駐車場・倉庫などが目立つようなら、「将来に嫌悪施設が建築される可能性を想定」しておきましょう。

 

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