日々、誰もが使用する大切な設備の1つ「トイレ」。今では和式はほとんどなく、洋式になりましたね。古い物件に注目されている方は、そのまま使用できるのか、リフォームした方がいいのかという判断の対象になる部分ではないでしょうか。
現在の新築物件でしたら、ウォシュレットはもちろん、自動洗浄機能など、お掃除・お手入れが楽な商品が多くなり、美しくデザイン性も機能性も高い便器が設置されています。
トイレを健康的で快適に活用できる3つのポイントを紹介致します。
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家族構成や健康状態によりトイレ事情も変わる
使用する家族構成・人数によって変わると思いますが、単純に人数(特に男性)が増え、使用回数が増えれば汚れる範囲も程度も臭いも強くなります。トイレの汚染状況や掃除の必要性について注目してください。
筆者は元々母親との女性2人暮らしでしたが、家族事情が変わり男性との2人暮らしに変わった時、トイレがとっても汚れる事に驚いた経験があります(笑)。でも、よくよく思い出すと、父や弟も居た4人家族だった頃の過去のトイレは、触るのもためらわれるほど汚く臭い場所でした。
具体的な汚染内容と部分として、「便器内部の排泄物の付着」「常時、水が溜まっている便器内部の汚れ・水垢」「便座・蓋への排泄物の飛沫汚れ」「シャワートイレのノズルの汚れ」「手洗い吐水口のホコリ、水垢、カビ」「給水ホースのホコリ、カビ」「便器そのものへの排泄物の垂れ、付着、飛沫」「紙巻器のホコリ」「床部分のホコリ、ゴミ、排泄物の飛沫」「汚物入れ、掃除道具(柄付きタワシなど)の汚れ、ホコリ、カビ」「壁への排泄物、手洗い水の飛沫」などが主な汚染内容と部分となります。
また人体構造や排泄行為が違うため、男性が居るとホントにトイレは汚れます。そして汚れと共に臭くなります。男性の起立姿勢での排尿を禁止にしている家庭が多いのはそのためですし、ホントに気をつけて欲しい部分です。
でも座っていただいても、それでもやっぱり汚れがおちないんですよね。便座カバーや便座、そこからのフタへの汚染。時には、足元マットへの不時着・・・(笑) はぁ~っっ、ホントに嫌・・・筆者も旦那の後のトイレはホントに憂鬱です。
さらにこんな事情もあります。「痔」「下痢・便秘症などの排泄障害」の方がいる場合、ひどい痔で手術治療されている方も、意外にたくさんいます。また、普段からお腹の調子が悪く便通が整っていない方はさらに多くいます。そのような問題がある方は、排泄状況的に、便器内を広範囲で汚染してしまう場合があります。肛門付近の筋肉も衰えてくるお年寄りなども、このような問題を持ちやすい方ということになります。
という事は、ご存知の通り、排泄物は大量の大腸菌を含んでいますし、病気にかかっている時にはウイルスまでも含むようになります。それが広範囲に付着、飛沫するわけなので、トイレ内がいかに不衛生で健康を害しやすい部分かという事に気が付いて頂けるんじゃないでしょうか。
実際に、O-157などの「食中毒」、一般に腸風邪と言われている「ウイルス性腸炎」などは、トイレ後の不十分な手洗いが感染源となっている事が多くあります。なので、トイレの汚染部分やお掃除の場所は、便器内だけではありません。意外にも広範囲にまで排泄物は飛び散っていたり、目に見えない菌やウイルスがたくさん付着していくのです。トイレ後の手洗いはもちろんしていただいてると思います。
しかし・・・トイレ内でスマホをいじって、動画を見たりLINEを送ったり、ゲームをしていたら・・・。スマホは洗わないですよね。少し前にTVで検証されていましたが、実は、トイレでスマホをいじった事が原因の感染が多く発病につながっているという事が紹介されていました。しかもスマホへの付着率はすごく高いらしいので、トイレ内の広範囲への掃除、手洗い、トイレ内スマホ禁止もついでに大事なポイントに入れておこうと思います。
どうでしょう? トイレの汚染状況、清潔に保たなくてはならない理由、掃除ポイントについて、ご理解いただけたでしょうか。という事は「掃除が楽で、キレイに保てるトイレが良い」に決まってます。なので、「掃除楽々♪」というキャッチフレーズの便器や、掃除グッズのCMが多く流れるわけです。
トイレの空間や広さも重要!快適性を追求すること
注目して頂きたいポイントは便器だけではありません。トイレの広さも大事です。
今までの記事内で、筆者宅のキッチン「システムキッチンの選び方!10年後でも満足できる後悔しないポイント」やお風呂は広々だとご紹介してきましたが、実はトイレは狭いんです。これは見学当初から気にしていましたが、住んでみたらやっぱり狭かった。具体的なサイズは132×83㎝(腰上~天上までの吊戸棚部分は省く)。まさに室内に入って座るだけのスペースに、便器がドンっと座っています。すでに満員御礼です。ついでに吊戸棚も小さい・・・。
普段の掃除状況はといいますと、スリムな筆者は何とか便器の後ろ側の床まで手が届き、掃除できますが、おそらくデカい旦那は相当苦労して掃除していると思われます(汚れを体感し、マナーよく排泄する自覚を得るため、たまにトイレ掃除させてます(笑))。トイレ室内そのものの横幅が狭いので、便器を抱っこするような体制で掃除する事になってしまいます(嫌です~☆)
さらに、これまた筆者が足を骨折し、太ももから足先までギプスでまっすぐに固定されていた時の事。伸ばした足がトイレ室内に納まりませんでした。これは焦りました(笑) お恥ずかしい事に、トイレのドアを開けて入らなくてはならず、斜めになった身体で器用に座り、的を外さないテクニックが要求されるという。落ち着かないトイレタイムを過ごしました。
将来、この状況で介護する人もされる人も、相当苦労し、車椅子ならなおさら、入室の時点からの困難が予想されます。手すりをつけるスペースすら難しい状況です。ここは、入居前の変更が出来ずにいた部分で後悔しています。もしかしたら、リフォームを考えないといけない日が来るかもしれません。
いかがでしょう? 今回はトイレについてご紹介してみました。見学ではサラッと通過してしまいそうな部分です。ちゃんと座ってみて、足を伸ばしたり、お掃除する体制を想像してみてください。もし可能であれば、広さにはこだわる事をおススメいたします。また、汚染が気になる家族構成の方なら、自動洗浄や脱臭機能にはこだわってもいいと思います。
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以外!?トイレは健康管理の情報源として重要
お風呂の記事「お風呂場の「便利な設備と注意点」5つのポイント」でも触れましたが、汚れを隠すよりも、汚れが分かりやすい色や明るさにしておく事は、トイレでもおススメです。
排泄物は汚い物ですが、自身の健康を知る上では欠かせない情報源の1つです。変な話のようですが、色や形、状況を自身の目で確認し、異常が見られたらすぐに医師に相談できるようにして欲しいとも思います。色だけでも、膀胱がん、大腸がん、大腸ポリープ、大腸炎、膀胱炎、尿管結石、腎結石、糖尿病、腎炎などなど、多くの治療対象の疾患が見つかることがあるんです。
過去に、赤や黒いタイル貼りのトイレや便器が、「高級感がある」と流行った事があるそうで、古い飲み屋さんでは、たまに遭遇することもあります。実際に、ある疾患を患った年配女性が、「家を建てた時、私は嫌だっんだけど、お父さんが高級感があると気にいって、赤や黒のトイレにしてしまった。排泄物の色が全く分からないので、病気に気づかなかった・・・。」と話をされて、病気の発見が遅れ、残念がられた場面を経験したこともあります。
一方、中古物件をお探しの方には、和式でない事も大事なポイントとしておススメいたします。膝・腰の弱ってくる時期の事、子供も安心して使える事、衛生的な使用と言う点からも、座る体制がとれる洋式への変更、後付けでの工夫などは取り入れてみられてはいかがでしょうか。
まとめ
そして最後に、「お風呂やトイレに、換気や彩光のための窓が欲しい。」と言われる方もあると思います。
防犯面からすると、空き巣の侵入口として確立の高い場所とも言えます。柵が付いていても、実に簡単に取り外せる物も多いそうです。窓は外部からの接触部分となります。窓がある方は、防犯にも気を付けなくてはならない事も意識していただき、対策、設備の確認もしていただく事を合わせておススメしたいと思います。
あなたが、以上のおススメ内容を参考の1つにして、快適に衛生的に、安全なおトイレで、日々の健康管理もしながら、健康寿命長くお過ごしいただけたらと思います。
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ステップ10 お風呂場の「便利な設備と注意点」5つのポイント
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