東京都在住の45歳会社員(R)様から、マイホーム購入まで「不動産業者20件・物件見学50件以上探しまわった」体験談の紹介です。
家族はパートに出ている41歳の妻、19歳大学生(長女)と17歳高校生(長男)の4人家族です。
(2世帯住宅時 故父 当時80歳 )
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目次
マイホーム購入の動機
マイホーム購入を決意したのは、3年ほど前のことで、住宅を購入したい妻の方から言い出しました。
妻が新しい新居が欲しいと言ったその理由は、私達家族が住んでいた家が、2世帯型住宅であったためです。
この2世帯住宅は、1階と2階が完全分離されているタイプです。
1階は父が使用し、2階は私達家族が使用しています。
当時、父は余命が幾許も無い状態で入院をしていました。
そのため父が入院してから、勿体ないですが1階はほとんど使用されていなかったのです。
そして2階で生活をする私達と成長した子供達のライフスタイルが、変化したことから間取りに課題がでてきたのです。
2階に家族4人で生活するには手狭過ぎるのです。
また私もそうでしたが、思春期の年頃になると自分がくつろげる部屋はどうしても欲しいものです。
これらを解決するために、新しいマイホームを購入することにした。
しかし、子供達は生まれ育った街から出ることに少し不満をもっています。
理想のマイホーム購入条件
資金面について
2世帯住宅は、父の土地に私たちが2000万のローンで購入したものです。
そのローンは私が外資系で管理職をしていたこともあり、すでに完済していました。
しかし築20年の家であったため、建物の資産価値はまったくありません。
土地は50坪ほどであったが父名義のものです。
それと自己資金が3000万ほどありました。
マイホーム購入にあたり、以下の3点を検討。
① 土地と家が5000万以上で売れること
② 自己資金は使わず、住宅ローンは売却金額で使うか検討
③ 自己資金を投入し、ローンを組むか検討
まずはそれまで住んでいた土地と家が5000万以上で売れること、ローンはその差額分に使うか、自己資金を投入するかでありました。
マイホーム購入の予算は6000万から8000万と考えていたこともあります。
新しいマイホームへのそれぞれの希望
マイホームの購入にあたり、家族それぞれの希望がありました。
私は大好きな文豪達が住んでいた街をJR沿線。
妻は坂のない街と住みたい街ベスト3が近くにある街、ガーデニング。
子供達は通学に便利な駅と完全分離された部屋がある間取り。
新しいマイホームへの土地の大きさと日照への希望条件
部屋の数は、子供部屋が2つと寝室、それと客間の4LDKを希望した。
妻は2世帯住宅の時の空間を大切にするため、南向きで玄関が広く、独りでガーデニングができる庭を希望した。
それに子供たちが近い将来に車を購入する予定であったため、2台の車が駐車できるスペースが条件であった。
これを解消するための土地の大きさが40坪と考えた。
新しいマイホームの設備条件
2世帯住宅に住んでいたときの反省から、大きな箪笥がいらないクロゼットが各部屋についていることと、たくさんのものが収納できる屋根裏部屋が設備されている。
これは家族全員が希望してした。
妻からは、ダイニングキッチンに取り付け自動洗浄機があることと、雨戸が自動シャッターであること、それに防犯設備がセットされていることでも希望してした。
理想のマイホーム探しへの道のり
義父が以前に働いていた銀行の系列である不動産屋を紹介してもらいました。
その不動産屋に土地の売買と新しいマイホーム探しを依頼。
そのから1年ほどに渡る土地売買とマイホーム探しが始まりました。
銀行系の不動産屋の担当者は、新しいマイホームを紹介する方を優先してきました。
それは2世帯住宅を売買するのに時間がかかり、担当者の成績にすぐに反映されない理由であった。
そのため、私たち夫婦は休日を利用してスーモなどのネットから物件を探し出し、飛び込みで希望物件探しをはじめました。
その時に20社以上の不動産屋の担当者に知り合うことができたのです。
その中の1人が、2世帯住宅を希望する家族を探し出し、私たちが探し出したマイホームの仲介に入り、理想のマイホームを購入することができました。
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不動産業者の選択
まず知人からの紹介は、購入する際に知人との関係性から購入時に妥協点が多く出るからやめた方が良いです。
今はネット社会であるから、不動産屋や建築会社に依頼するよりは自分で行動することが大切です。
そこで必ず自分にあった担当者に知り会える。
私たち夫婦が選んだ担当者は、大手の不動産会社の方で愛情をもった接客をしてくれました。
私たち夫婦が知り合った20社以上の担当者の9割は、自己満足の説明、価格交渉は素人であった。
マニュアル営業マンであったのが非常に残念。
そのため、サービスや特徴に大きな差はなかった。
新しいマイホームを決定理由
私たち夫婦は50件以上の家を見学したのです。
しかし条件には近かった家は2〜3点が合致しない部分があった。
実際、これだけ見学したことでいろいろな担当者に知り合った影響により、私たちの方が家の差別化には詳しくなっていたのです。
新しいマイホームを探し出してから1年が経ったころ、2世帯住宅を中古で買いたい家族があらわれ売買が成功。
それと同時に私たちが希望する家が見つかりました。
結果的に、すべての条件がマッチした時が新しいマイホームを決定した理由になったのです。
購入時の妥協点と妥協しなかった点
50件以上の家を探していると、大手の不動産企業が売っている街並みが綺麗な10棟以上ある○○ウドなどがあったが、予算オーバーであった。
また、条件には入れていなかったがJRの駅まで徒歩15分の場所であった。
この2点が妥協したことである。
妥協しなかった点は、2世帯住宅を売却する事、新しいマイホームを購入自体に妥協しなかった点です。
それは良いと思う家の不動産担当者は、新築物件を売りたいために強引な提案をしてきたからだ。
「売れれば良いだろう」と感じる営業マンには、困ったものです。
売買契約と購入契約、銀行の対応について
私の場合は、売買契約が決定してから購入契約であったため、同じに2つの契約が行われた。
その時は、2世帯住宅を購入する家族から購入のお金を頂くまで断られるのではないかと心配をした。
購入契約は、業者であったためスムーズにいった。
銀行の対応について、その後の確定申告で税務署から教えて頂いたことがある。
それは、銀行が住宅ローンをさせるために、家を売買したときの控除枠があり普通の家の場合はこれに適応し節税対策になるのと同時に住宅ローンの控除の両方が使えると説明があった。
しかし、現実はこの2つの中の1つしか使えない。節税には売買の控除の方を選んでください。
以外と銀行員は税金の知識は少ない。
購入した家は6500万(値引き前は7300万)
住んでいた家と土地は4300万(5000万から値引き)で売れた。
1000万は銀行からの借り入れ、残りは自己資金から出した。
新しいマイホームでの生活スタート
前の家は私鉄沿線であったため街並みは新しくなるが自然と調和ができていなかった。
しかし、かつての文豪たちが住んでいた街は、すべてが文学的である。
妻は、毎週、住みたい街ベスト3の街に自転車で買い物にいっている。
子供たちは、JR沿線になり通学が便利になりと喜んでいる。
欠点は、家から駅まで少し距離があり、通常は自転車を使う。しかし雨の日は徒歩になり大変である。
これからマイホーム購入を考えているあなたへ
自分たちのマイホームの条件をすべて書き出すことを、最初にすること。
それから家を探してください。先に家や住宅展示所を見学するとそのイメージが強くなり、条件があとになるため後悔することになる。
そして家を探すときは、ネットを使いたくさんの家や不動産屋の担当者を観察すること。
新しいマイホームを購入するときに一番大事なことは、たくさん見学することが、後々の後悔しないマイホーム購入計画の近道だと感じます。