都内在住の30代サラリーマン(E)様から、都内で庭付中古戸建を購入し成功されたマイホーム体験談の紹介です。
家族は、専業主婦の妻と幼稚園児の娘二人の四人家族です。
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実は今のいままで、会社で買い上げた世帯寮に住んでおりまして、相場の半分以下の家賃で生活しておりました。
ところが、このところの不況により数年以内に廃寮するという話に。
子どもを転校させたくないとの理由から23区内でのマイホーム探しが始まったのです。
マイホーム購入で外せない4つの条件
今まで安いところに住んではいたものの、妻が出産と育児でほとんど働けていなかったため、貯蓄はほとんどありませんでした。
マイホーム購入後は、家計の手助けをするため家事や育児の合間もみて、働きに出てくれることにはなりましたが、あくまでこれからの見込み収入となっていました。
マイホームに掛けられる、予算は諸費用分のみしか余裕はありません。
頭金を捻出する余裕もありません。
ふたりとも次男次女のため親の援助もなし。
年収600万。設定としては都内で家を買うには無謀な状況です。
そこで私はマイホーム購入にあたり、譲れないポイントを4つに絞りました。
1 建物はこの際どうでもいい!とにかく立地と土地が最重要
(いつ払えなくなっても売値がつく転売できる物件であること)
2 子どもの学区内であること
3 子供がピアノを習っているのでマンションは対象外
4 住宅ローン地獄に陥った場合、生活を切り詰め自分の給料だけでもギリギリ払えるぐらいの月々のローン金額であること
以上の事をふまえ、元々駅近で立地が良かったため、近所の学区内で中古の戸建物件を探し始めました。
相場を見るためにネットを使いましたが、ネットの物件は売れ残りが多いとの事で、訳アリ物件が多い。
転売が効く物件を探している私としては、そこに連絡を取ることはありませんでした。
半年くらい近所を情報収集していましたが、ある時、自宅への投げ込みチラシでお目当ての物件を見つけました。
何気ない地元の不動産業者の折り込みチラシから、マイホーム購入が始まったのです。
最初は胡散臭い感じもしましたが、家をいざ購入してみると不動産屋は大体似た様なものと感じます。
物件を決めるときに大事なのは、不動産業者が提示出来る資料になります。
不安もはらみつつ物件を紹介して頂きましたが、この物件は中古ですが資料がしっかりしていました。
建てた時の情報や、その建築図面、それだけでは無く、いままでの修復履歴や、その時の修理費用まで。
なぜならその物件は明治生命(現明治安田生命)の戸建社宅だったのです。
建売ではなく注文住宅で2階立ての4LDK。
内装リフォーム済み。
土地は私道を含みますがおよそ30坪ですから建物がダメになっても土地は転売が効きます。
建物はどうせ減価償却で値段は下がっていきます。
駅からも遠く無くアップダウンもありません。
もちろん学区内ですから条件はすべてパス。
唯一妥協した点は築25年だったことで水回りが古臭かったことです。
ですがこれは建物に価値が残ってなかったとしても、資産としては23区内に30坪ですから自分たちが我慢さえすれば充分だと判断しました。
家族も納得がいく物件だったようです。
小さいですけど庭もついていますので、植木やガーデニング・野菜作りも楽しめそうです。
都内23区は、土地代が高く小さいながらも庭があれば、後々の売却には有利になります。
庭があれば家族でくつろげたり、いろいろな用途に利用できますので大変ありがたいです。
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中古戸建購入に合わせた、内・外装のリフォーム工事も重要
手持ちに予算がない人でも、購入と同時のタイミングでしたら物件に手を加えることが出来ます。
増築やリフォーム予算なら住宅ローンに組み込むことができるのです。
そうするとまとまった資金が無くても大丈夫ですし、今下がりに下がっている住宅ローンの金利でお金を借りることができます。
当然、住宅ローン減税の基準にも加算されます。
我が家は庭を整えてもらい、お風呂を少しだけ新しくして、後ろのフェンスを直し、それと子どもがピアノをするため、防音室を取り付けることにしました。
防音室は大工事でしたが、購入するときにいっしょにお願いすることで建築業者もしっかりやってくれるので、やるならいっしょにお願いするのが良いと思います。
おかげで大変良い防音室になりました。
中古戸建マイホーム購入後の結果、作戦は成功したのか?
成功だったと思います。
購入価格4500万円、35年ローン、月々13万円ボーナス無し。
ギリギリ私の稼ぎでも60歳までは払えます(返し切れなければそのあと売って老後の資金にします)。
子どもは転校せずに済みましたし、以前よりも大きな土地と家を手に入れました。
ただ引越し全般言えることだと思いますが、近隣住民だけは引っ越してみないとわかりません。
私のうちは少しうるさいご近所さんがいたのでそこだけは残念だったことです。
地域住民にはできる限りの調査をされるべきだと思います。
これから購入の方へのアドバイス
私のような収入がそこまでの人間でなくても23区内に家を、しかも15坪三階建ての建売でなくても持つことができます。
しっかり収入と支出を見直して臨んでみてください。
小さなコツですが、地元の不動産屋さんに頼む場合、あまりツンケンにしないこと。
素直に「お金が無いんです。助けてください。」と言った具合でお願いトークのほうが親身になってくれます。
実際、我が家は200万円ほどまけていただけました。
細かいところではカーテンやエアコンなどは内覧の時のまま頂戴させていただきました。
引越しはお金がいろいろかかるので大変助かりました。
不動産も結局は「売る人」「買う人」「近所の人」、人間関係が成功に導きますので、人付き合いをしっかりされると良いと思います!それではみなさまも頑張ってください!