東京都渋谷区在住の34歳の主婦(K)様から、中古マンション購入計画の体験談の紹介です。
家族構成は、都内在住の30代会社員の夫と私、5歳男の子、2歳女の子の4人家族です。
子供達2人は、保育園に通っています。
スポンサーリンク
目次
えっ、ついに?!私たちもマンションを買う時が来た!
主人は前々から、引っ越したいと言っていました。
それは、子供も増え、今の1LDKの部屋が狭いから、という理由。
でも、私としては保育園の送り迎えや買い物など、生活の便利さを考えるとなかなか、引っ越しはしたくありません。
何より、賃貸に引っ越しをすれば、また、「家賃が安い、環境が良い!」など、より良い条件の賃貸物件があれば、いずれ引っ越しをすことになることもあるからです。
その作業は全部私一人ですることになると思うと、とても引っ越す気になれなかったんです。
でも、上の子は来年小学校。
小学校に入れば、学区も変更され友達関係も始めからやり直しをしなければなりません。
子供に不安や精神的負担を強いる事にもなります。
だから、引っ越すなら今しかないのかなぁとは思っていました。
そして、ふと、インターネットを見ていたとき、マンション販売の情報を目にしたのです。
「これだ!」、そう、購入してしまえば面倒な引っ越し作業も1回で済む。
即座に「マンション購入というのはどうかな?」と主人に打診してみました。
マイホーム購入について「俺も前から考えてたんだ。見に行ってみよう。」ということで、私たちのマンション内覧見学会が始まりました。
初めてのマイホーム購入にぶちあたった現実!
さぁ、家を買うぞ!と決めたけれど、希望に合う物件はなかなかありませんでした。
私たちのマイホーム購入の4つの希望条件
子供たちが今通っている保育園に通える範囲の距離感であること(徒歩15分くらいまで)
日当たり良好な南向きであること
65平米以上であること
手放しやすい物件であること
大きな希望条件はこんな感じで、予算はおそらく6、000万円くらいかなぁ、と何となく考えていました。
支払いなど細かいことに関して私はノータッチで、主人が計算していたので、全部お任せしていました。
私たちの住んでいるエリアだと、中古マンションでこのくらいの価格だったので、初めからリノベーション物件を探していました。
それでも、8、000万円もするマンションを見に行ったりして、さすがに支払い厳しんじゃないかなぁ、なんて考えてました。
というか、そもそも、私たち家族の条件に見合う物件がなかなか出てこないんです。
だから、予算より高いところを紹介されて目の肥やしのために見に行ってみるか・・・みたいな日々が続いていました。
でも、そんな物件でも1週間したら契約が決まっている、という感じで、買おうと決心したのに、物件自体がないという状況が5か月続きました。
購入を遅らせてしまった、私の3つのこだわり条件
私が今回引っ越し、マイホーム購入を進めようと思ったのは、何も手伝わない主人、忙しい仕事、手のかかる二人の幼児をスムーズに満足させて家庭を円滑に回したかったからです。
そのためには、私の負担がこれ以上増えては元も子もない、そう思っていました。
主婦目線の私があげたこだわり条件は3つ
エレベーター
(下の子を抱っこして、買い物の荷物、ベビーカーを運ぶためには、階段だと2~3回は昇り降りしなきゃいけなくなるから)→貴重な体力温存
24時間ゴミ置き場
(オムツごみが多く、ごみ置き場が設置されていないと部屋が必然的に狭くなってしまうから)→部屋のスペースを少しでも確保
食洗器
(食べたら必ず出る食器洗い。誰も手伝ってくれないし、毎日のことなので、できるだけロボットにでもいいから助けてもらいたい!)→体力と時間の確保
上記4つに加え、私のこだわり条件3つまでがそろう物件はひとつもありませんでした。
さらに、慎重で決断に時間がとてもかかる夫の性格上、内覧なしには購入するなんて無理!ということもあります。
内覧前に決まってしまうような物件を最初から逃していたのも、購入候補までなかなか至らなかった理由のひとつです。
スポンサーリンク
そんな私たちにも転機が!ついにマイホームが決まる
はじめのうちは、よーし、新しいマイホーム!と私も楽しみながら見ていました。
しかし、子供二人がまだ小さいという状況で、毎週末内覧を続けていくうちに、子供も「えーまたー?いきたくなーい。」とか、「今日は、ぼくお留守番しているよ」(そんなわけにはいかないでしょ!)とか言うようになってしまいました。
それでも、マイホーム購入のためには、致し方なく無理やり連れて行っていたのです。
当然、内覧先では、「ぎゃー!ぴー!えーん!バタバタ…」、「あー、そこ触らないで!壊さないで!傷つけないで~!」という怒号を飛ばしながら、子供二人にアメやお菓子を与えて内覧へ出かけていました。
夫はというと、じっくり時間がかかるタイプなので、そんな私たち三人のことは気にせず、不動産営業の方とじっくり話しこみ、尚且つゆっくり細部までチェックしていました。
そんな週末を毎週過ごすうちに、私は、「もう、どこでもいいから、決めてしまいたい・・・。」という思いに駆られるようになっていきました。
はじめのうちは、こだわりを譲れなかった私も、そんなこと言ってたら、一生決まらない上にこの毎週末大変内覧会へお出かけしよう遊び!みたいなことが終わらない…そう思ってスパッと切り替え。
不動産営業の方に言われていた「どこかで妥協しないと」を全て実行に移しました。
契約を進めようとした物件は、階段なし、しかも3階でした。
当然、それまで階段はNGと言っていたのにコロっと変わった私に、不動産の営業担当の方は「ほんとにいいんですか?!」と目をまんまるくされていました。
大丈夫です!と元気な最高の笑顔で答え、よし、3階だけど子供もそのうち成長するし、部屋はリノベーションで新しくキレイだし、これからの生活が楽しみだな!何より、念願のマイホームだもんね!と心を弾ませていました。
マイホーム購入計画の想像もしていなかった結末
これまで何度も、本当に金額的にローンは通るのか?を伺った上での契約をしました。
主人はネットでローン審査をいくつか受けていたようですが、不動産営業の方にすすめられて、りそな銀行のローンを申し込んでいたと思います。
マンション購入の契約は終わり、内装などの細かい仕様の打ち合わせも終え、あとは入居を待つばかり!と家具探しにいそしんでいたのですが…。
契約から2週間くらい過ぎたころのこと。
夫からラインで連絡が入りました。
「もしかしたら、家を買えないかもしれない。」
え?どういうこと?!
何かまずいことでもあったのかしら?
理由を聞くと「住宅ローンが落ちた。」とのこと。
そこは、何度も確認していたのに?!とローン審査事情に詳しくない私は心底びっくりでした。
あんなに営業、打ち合わせに時間をかけていた不動産屋側も、見込みのない客に売ったりはしないと思い込んでいたからです。
りそな銀行のローンは落ちてしまったので、ネットで並行して申し込んでいたローン審査の結果も待ちましたが、見事にすべて落ちました。
その後、私自身で調べて分かったことは、頭金0円で家を買うのは厳しいということでした。
主人は、頭金なしで、ローンを借りようとしていたのです。
それに、親への援助も絶対に申し込まないと頑なでした。
身近な人たちには「今度家を買って引っ越すんだ!」と話していただけに、今では笑い話です。
みなさんも、もしマイホームをご購入されるときは、頭金はしっかり用意して、親にも先に「今度家を買おうと思ってるんだ!」なんて話をあらかじめ振っておいて出してくれる人たちからは、どんどん助けてもらった方がいいと思います!