マイホームをご検討中のみなさま!購入資金、貯まっていますか?
いきなりお金の話!?と思われたかもしれませんね 笑
しかし、「予算あってのマイホーム、計画あっての住宅ローン、知っておいて損はありませんよ!」
今回は、三年前にマイホームを購入し、住宅ローンを組んだ私の経験に基づいて、主に「諸費用」、「頭金」、「住宅ローン」、「維持費」の4つのお金にまつわるお話をご紹介していきたいと思います!
普段は聞きづらいお金の話、ぜひ参考になさってくださいね♪
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目次
意外と高額!諸費用の内訳って!?
住宅購入するときには、必ず予算を決めますよね?
しかしその予算って物件の価格だけを考えていませんか?
実は住宅購入する際は、物件価格以外に支払わなければいけないものが意外と多いのです!
その最たるものが「諸費用」と呼ばれるもの。
その中でも仲介手数料は、物件価格の3.24%+6万4800円が上限ですが、3000万円以上の物件になると軽く100万円を超えてきます。
首都圏ではほとんどの場合、仲介手数料だけで100万円の諸費用が必要になってきます。
申込金や手付金は、後で代金の一部になるので良いのですが、他に登記にかかる費用、固定資産税、不動産取得税などの税金でおよそ30万円。
火災保険、地震保険、団体信用生命保険料などの各種保険料で25万円。
そして保証料ですが、これは金融機関や借入金額によって大きく変わるのですが、50万円として見ておくべきです。
もうこれだけで、200万円を超えました!
そのほかにも細かく言えば、印紙税、融資手数料、水道負担金など本当に色々とお金がかかります。
さらに引っ越し料金や家具、家電の買い替えなど、こちらはご家庭によってまちまちなのですが、我が家の場合は40万円程度で済みました。
子供が生まれて3週間後の引っ越しだったので、どうせ汚されると思い、家具家電は必要最低限のものしか買い換えなかったからです。
やはり諸費用は物件価格+300万円は見積もっておいた方が、後々余裕をもって物件を探せるのではないでしょうか。
頭金って入れた方がいい!?家賃を払いながら貯めると損!
住宅ローンを組む際、頭金は多ければ多いほど安心です。
借入額が少なければ、月々の返済額も少なくて済みますし、万が一家を売ることになっても、住宅価格が借入金額下回ってローンだけが残る、なんて最悪の事態も回避できます。
しかし今は住宅ローンが低金利で借りられる時代。
頭金0でマイホーム、なんてキャッチコピーをよく目にしますよね。
実は私、そんなコピーにのせられて頭金0で住宅ローンを組んだ人の一人です 笑
リスク管理ができていないんじゃないかって?では一度、どちらが得か計算してみましょう!
仮に頭金0で3000万円のローンを組んだ場合。
金利は全期固定で1.2%とします。
月々に支払う金額は\87510で総返済額は\36,754,301。
借りたのは3000万円なので、\6,754,301が金利分になります。
それでは頭金を600万円貯めて、借入金額を2400万円のローンを組んだ場合。
月々に支払う金額は\70,008で総返済額は\29,403,389。
金利分は\5,403,309になります。
およそ135万円、総返済額に差がでましたね。
しかし、600万円貯めている間に、家賃を払っていたとしたらどうでしょうか?
600万円を5年間で貯めたとします。
家賃を10万円とすると5年で総額600万円!
なんと頭金と同額ですね!
5年間頑張って頭金を貯めても、135万円の得ですが、その間家賃を支払っているのであれば、500万円以上の損をしていることになります!
もちろん借入額は少ない方がいいことに変わりはありませんが、頭金0でも月々の返済額に余裕があるのであれば、一度ファイナンシャルプランナーの方に生活プランを相談してみてください。
ちなみに我が家は頭金0でしたが、計画的に繰り上げ返済をすることでリスク管理をしています。
住宅ローンを組んだ後でも、しっかりと返済計画を見直せるので、頭金だけにこだわる必要はないと思います!
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住宅ローンは返せる金額に!無理のない返済計画を
いよいよ住宅ローンのお話です!
一般的には、年収の25%以内が無理なく返済できる借入額と言われているのをご存じでしょうか?
私の実感では年収よりも手取りの方がより確実に返済可能だと思うので、手取りで月々の返済可能額を計算してみますね。
例えば世帯の手取りが30万円の家庭であれば、30万円の25%である\75,000が無理なく返済できる金額となります。
返済額を月々\75,000に決めると、借入可能額はいくらになるでしょうか。
仮に金利を1.2%で35年全期固定金利型で計算すると、借り入れ可能額はおよそ2500万円になります。
ボーナス分は入れていませんので、余裕を持って生活できるはずです。
もし、この2500万円と言う借入金額が予想よりも低い場合は、やはり一度頭金を貯める努力をしましょう。
それぐらい手取りの25%以内というのは厳守した方が良いと、私は思います。
マイホーム探しというのは本当に楽しく、ついつい予算をオーバーしてしまいがち。
私も結局当初の予算よりも、200万円あまりオーバーした住宅を購入しました。
それでも無理なく返済を続けられているのは、手取りの25%以内を厳守しているからだと思います。
できるならご主人の収入だけでローンを組みたいところですが、今のご時世共働きが当たり前。
夫婦合算でローンを組まれる方も多いと思います。
借りるときはそれでも良いのですが、妊娠出産などで奥様の収入が減った時でも対応できる返済額になるよう、よくご相談してくださいね。
一戸建てでも維持費は必要!計画的に貯めていこう!
マンションを購入した場合、毎月のローンに加えて、管理費/共益費、修繕積立、車をお持ちの場合は駐車上代が別途必要になってきます。
月々2,3万円以上は必要になってきますね。
住宅ローンを組む際の返済額に、忘れずこれらの金額をプラスして考えておきましょう!
また、一戸建ての場合もそうです。
住宅も長年住めば必ず劣化します。
もちろん一戸建ての場合は、修繕するもしないも個人の自由なので、何年周期で修繕するかは各家庭によって違います。
しかし、定期的にメンテナンスした方が結果的に長く住めるので、しっかり修繕費は貯めておくことをオススメします!
マンションと同様に月々2万円程貯めておけると安心ですね。
また、住宅を購入すると、固定資産税がかかります。
この税金も立派な維持費。
固定資産税には現在軽減措置がなされており、耐震性や耐久性が一定の基準を満たした住宅であれば、新築から5年間、120㎡までの住居部分に相当する固定資産税が、1/2軽減されるというものです。
新築物件を購入された多くの方がこの軽減措置を利用されていると思います。
固定資産税は例えば4000万円の物件であれば、年間15万円から30万円かかると言われています。
我が家は物件価格3680万円で固定資産税およそ年間20万円。
今はまだ四年目なので、半分の10万円で済んでいますが、2年後には倍に値上がりすると思うと今から憂鬱です…。
後でショックを受けないためにも、住宅を購入した後にかかる維持費などは、購入前にしっかり調べておきましょうね!
知れば見えてくる「買える金額」。将来を見据えた資金計画を!
ここまで住宅購入に関する、「諸費用」「頭金」「住宅ローン」「維持費」4つのお金にまつわるお話をしてきましたが、参考にしていただけたでしょうか?
お金の問題は本当に慎重になります!
それも住宅購入は、人生でそう何度もしない経験。
金額もこれだけ大きいと、慎重すぎるぐらいでちょうど良いのかもしれません。
しかし慎重になり過ぎて、いつまでたっても住宅購入に踏み切れないのも考え物です。
しっかりと資金計画をたてて、「買える金額」を見極めれば、恐れることはありません!
ぜひぜひ前向きな気持ちで住宅購入をご検討ください♪