北海道在住の70代の年金受給者(I)様から、車椅子生活に合わせた新築住宅で失敗した体験談の紹介です。
現在は長年勤め上げた仕事も大分前に引退し、田舎で夫婦二人でのんびり暮らしいています。
引退後の生活で大事なことは、楽しく健康的でストレスを排除した、快適な生活を送る事が重要です。
マイホームで快適な生活を送りはずの我が家での、後から後悔した事を紹介したいと思います。
北海道に住宅を新築してから、はや12年が経過しています。
住宅を建てる時に家族で検討した理想の住宅とは、「老後も快適に住める空間」だと考えて建てたつもりだったのですが、当初入念に考えたはずのマイホーム計画が、今では思う様な形になっていない現実があります。
年々老いて来る私達夫婦。
まだまだ元気だと思っていても、時間の経過と共に健康面の問題や体が自由に動く事が叶わなくなってきます。
今ではご近所さんたちも年長者が多く、超高齢化社会に突入しています。
実際に住んで暫く経った現在、車椅子生活になったら対応出来ない場所があることに気が付きました。
特に玄関スペースは、入り口にあたりますから車椅子の昇り降りや手すりの設置などが必要で、広い空間というものが重要です。
幸いにも建築した時から、広く玄関スペースを確保してういたのでどうにかなりそうです。
また玄関から居間へ上がるには、簡易スロープを付ければ問題もありません。
失敗したと思うのは
トイレの幅をもう少し広く取り、車椅子でも使用できるようにすべきだったと思いました。
私達夫婦も車いす生活になる事も可能性としてあるのですが、、、、、
実は娘婿が車椅子生活になり、折角訪ねて来てくれてもトイレの使用が不便で仕方ありません。
中に入っても車椅子を回転させることが出来ないのです。
トイレが狭すぎるのです。
介護や車椅子生活を想定したトイレ造りというものを、はなから想定していないのです。
無理もないですよね。
普通そこまで考えていませんから。
娘家族は、トイレが使いづらい事もあいまって、最近はなかなか遊びに来てくれず疎遠になっています。
私達も何時車椅子の生活になるかも知れません。
新築する過程でここまで頭が回らなかったのは失敗でしたね。
改築するには、間取り自体を変更し壁をぶち抜いたり、大掛かりなリフォーム工事となることでしょう。
年金生活という老後の身には、収入がなく貯蓄を取り崩すだけなので、金銭的負担は重くのしかかります。
今現状の家族が不便にしているトイレの狭い間取りと、車椅子生活を見越した問題がありますので、どうにかしたいと思案中です。